必要な命、不必要な命
初めましての方、こんばんわ、ユウキ±と申します。
そして「幼馴染は僕を放してくれない」を読んでくださっている方はいつも応援ありがとうございます。
今回は本日思いついたばかりの新作です。
復讐を終えた二人のその後の旅の話を書いていきます。
よろしければ、最後までお読みいただけると幸いです。
これ良かったなと思ったら、ブクマや評価をしていただけると励みになるのでご検討いただけると幸いです。
では、本編をお楽しみください。
そうしてしばらくして、彼女も出撃した。
彼女も肩慣らしをしたいとの事だったので、ジークは見ているだけにした。
主に彼女に任せたが、流石は1人で潜入できるだけの実力だった。
真面目な剣、型を極限まで研ぎ澄ました努力の剣だ。
彼女は軽く傷をつけると距離を取る。
「消えなさい、殺しはしたくないの」
甘いな。
彼女のやり方は自分の首を絞めているのだ。
「舐めるな~!!」
何かを取り出そうとする男の手を素早く握る。
それは投げつければ爆発する投擲爆弾だ。
ジークは無理やり彼の口に爆弾を突っ込む。
「危ないじゃないか」
そのまま蹴りを入れて距離をつけ地面に男が叩きつけられると、男が爆発する。
それと同時に、仲間の男達が散り散りに逃げ去っていく。
そのまま追おうとすると、彼女が止める。
「離せ」
「もういいでしょ、無駄に命を奪う必要はないわ」
ジークはそれを聞いて目を見開く。
「無駄? 重要な事だろう」
ルナの言ってることが理解できなかった。
彼らは害しかない。
人の物を奪い、人を売り買いする盗賊だ。
僕らが見逃したからといってまた同じことをして僕らではない誰かが犠牲になるのだ。
「奴らは誰かの大切なものを奪う、無駄な命じゃない」
誰しも重要な命だ。
大抵の人間は善行のある重要な命だ。
だが、奴らは違う。
奴らは善行の命を力といったもので強奪する要らない命なのだ。
今回のお話はいかがだったでしょうか?
面白かったら幸いです。
なるべく早く投稿するのでお待ちいただけると嬉しいです。
それではまた次回、お楽しみに待っててくださると嬉しいです。