荒んだ世界
初めましての方、こんばんわ、ユウキ±と申します。
そして「幼馴染は僕を放してくれない」を読んでくださっている方はいつも応援ありがとうございます。
今回は本日思いついたばかりの新作です。
復讐を終えた二人のその後の旅の話を書いていきます。
よろしければ、最後までお読みいただけると幸いです。
これ良かったなと思ったら、ブクマや評価をしていただけると励みになるのでご検討いただけると幸いです。
では、本編をお楽しみください。
「……ふぅ」
馬車に乗ったはいいものの、敵が攻めてきて返り討ちにしたところだ。
目の前には命がけで僕を殺しにかかってきた男達の骸が地に伏せている。
奪うからには奪われる。
それがこの世界の理だ。
奪われるのが嫌なら、抵抗するしかない。
それも徹底的にだ。
ジークが行った無慈悲に、そして淡々と行った大虐殺にルナは驚いている。
彼女も知らなかった。
恐怖した。
躊躇いなど微塵もなく声をあげる前に殲滅した彼に彼女は驚いていた。
「全部終わった、もう大丈夫」
ジークは剣をしまうと怯えている子供の頭を撫でる。
先程の無慈悲な表情とは裏腹に安心するような優しい笑みだった。
そうして再び馬車に乗り、町へと向かう。
「ねぇ、聞いてもいい?」
ルナは問いかけた。
否、問いかけずにはいられなかった。
「貴方のその強さ、どこで手に入れたの?」
先程の戦闘、身体強化の魔法を付与した相手に戦い殲滅した。
魔法を使わず、相手を倒したのだ。
彼は答えない。
答えたくない事なのだろう。
「いややっぱりいい、それより怪我はない?」
「うん、大丈夫だよ」
「そう」
実際、ジークは化物だ。
あの盗賊の頭領、ゲルシヲは王都でB級賞金首だ。
その辺の冒険者では勝つことは出来ない。
実際、ルナが彼とやり合えば確実に勝てないほどの強敵を普通に倒したのだ。
化物以外になんと言えよう。
今回のお話はいかがだったでしょうか?
面白かったら幸いです。
なるべく早く投稿するのでお待ちいただけると嬉しいです。
それではまた次回、お楽しみに待っててくださると嬉しいです。