旅には別れはつきものである
初めましての方、こんばんわ、ユウキ±と申します。
そして「幼馴染は僕を放してくれない」を読んでくださっている方はいつも応援ありがとうございます。
今回は本日思いついたばかりの新作です。
復讐を終えた二人のその後の旅の話を書いていきます。
よろしければ、最後までお読みいただけると幸いです。
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では、本編をお楽しみください。
僕らそうして新国王であるレドルに挨拶を済ませる為に国王の間へ向かう。
「よく来てくれた、わが友よ」
彼の言葉に僕らは膝をつくと、焦るようにこちらに駆け寄る。
「やめてくれ、お前とは王としてではなく友として話したいのだ」
「そうか、では友として……おめでとう、よく似合ってるよ」
「そうだろう、私は格好いいからな」
そう言って彼は身体をひらりと回転させると、笑顔でこっちを見る。
「お前のおかげで、私は勝つことができた……感謝する」
「僕の力じゃないよ、皆で勝ちとった力さ」
「そうかそうだな……」
そう言ってレドルは遠くを見た。
この内乱で多数の犠牲が出た。
第一王子のベヘドを筆頭に彼の仲間が何人も死んでしまった。
「今日旅立つのか?」
「あぁ、行くよ」
「そうか、達者でな」
彼には復讐を終えた後、僕はこの国を出る事を既に話してある。
そう言うと、彼は手を叩くと一本の剣を手に取り僕に渡した。
青を基調とし、王家の紋章が入ったそれはそれは高い代物だった。
売れば一生遊んで暮らせるくらいの代物だった。
「これは気持ちだ、何かあればこれを使え」
「……ありがとう」
「君にはこれを」
そう言うと、彼女には紅い二剣を渡す。
同じく国王の紋章付きだ。
今回のお話はいかがだったでしょうか?
面白かったら幸いです。
なるべく早く投稿するのでお待ちいただけると嬉しいです。
それではまた次回、お楽しみに待っててくださると嬉しいです。