復讐、終わってました
初めましての方、こんばんわ、ユウキ±と申します。
そして「幼馴染は僕を放してくれない」を読んでくださっている方はいつも応援ありがとうございます。
今回は本日思いついたばかりの新作です。
復讐を終えた二人のその後の旅の話を書いていきます。
よろしければ、最後までお読みいただけると幸いです。
これ良かったなと思ったら、ブクマや評価をしていただけると励みになるのでご検討いただけると幸いです。
では、本編をお楽しみください。
「あら、ジークじゃない……」
目の前の立つ黒髪女の子、ルナは狂気の満ちた眼差しで僕を見つめながらそう言った。
彼女の肌は人を切り殺したからか、返り血に染まっており僕が知っている彼女本来の白くて綺麗なはずの肌は失われていた。
目の前には、僕が復讐するはずだった男、カイルが斜め一文字に切られて無残に倒れていた。
ルナはこっちをまっすぐ見つめたまま、僕に問いかける。
「ねぇ、貴方は何しにここに来たの?」
彼女の声には僕の答え次第で襲い掛かり殺す程の威圧感を放っていた。
「僕は、この男に用があったんだ」
故郷をを襲った理由や領主のマクベス家を殺したのか、調べはついてはいるが、彼に直接聞きたかった。
「そう、ごめんなさいね」
カイルの死体を軽く蹴り飛ばす。
「貴方もこのカイルに復讐するつもりだったの?」
「君も?」
「私はこいつに人生を奪われたのよ」
そう言えば、彼女の生い立ちは聞いたことがあまりない。
同じ孤児院育ちの幼馴染だが、あまり詳しく聞いた事が無かった。
「復讐は終わったよ、ママ」
彼女がそう言って彼女は目を閉じそう言った。
そこへ反乱軍の主導者第二王子のレドルが現れる。
彼はカイルの遺体を確認すると、勝鬨を上げる。
「この戦、我らの勝利である!!」
そう言うと、王国に響き渡る程の歓声が王都全体を包んだ。
今回のお話はいかがだったでしょうか?
面白かったら幸いです。
なるべく早く投稿するのでお待ちいただけると嬉しいです。
それではまた次回、お楽しみに待っててくださると嬉しいです。