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リーフクエスト  作者: どら焼き
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9.領都ベラボーでは。(主人公お休み)

他作品もαポリス、カクヨムにもあります。良ければよろしくお願いします。

9.領都ベラボーでは(主人公お休み)


 時は、リーフを裏切ったガリ達がハンターギルドで報告をした次の日になる。


 ベラボー辺境伯領 領都ベラボー

 ハンターギルド 領都ベラボー支部


 受付嬢メイとベロアは、表向きは通常運転をしていたが、職員達はサブギルトマスターがいないことをハンター達にもギルトマスターにもバレないようにして、業務をこなしていた。


 そんな時、受付嬢ベロアはギルトマスター室に呼ばれる。

 襲われた時の為に、爆破魔石を隠し持ってギルトマスター室に向かった。

 本来、そんな武器を持ってのギルドマスター室に入る事は禁止だが、残った職員達は黙認した。

 それほど、ギルドマスターに対して警戒しているのだ。



受付嬢ベロア

「入ります。ギルドマスターどうされました?」


ギルドマスター ワッタ

「おかしい!おかしい! ここ一週間近くの記憶がない! 正確に言うと10日前からだ!

 10日前の業務の内容は、わかるか?!」


受付嬢ベロア

「ハイ。 え~、Cランクパーティー ガリズのCランク、規定クエスト全完全達成によってのガリさんからのランクアップ申請が入りました。

 パーティー ガリズとしての成績は、この支部始まって以来の好成績です。

 

 規定通り、ハンターギルド本部と王国内統括本部の王都支部に通知して、王都でのランクアップ試験に入る予定でしたが、王都での王族の争いによる騒動で王都支部での試験のしばらくの停止によって、ギルドマスターが直接クエストを指定する事になりました。


 ガリさんに、ギルドマスターが直接クエストを言うと言ってギルドマスター室で3時間ほど話されていたのは、職員全員しっております。


 それが、10日前の事です。


 9日前は、ギルドマスターは休暇の日でいつもの酒場で暴れて、苦情が来ておりました。

 8日前ほ、パーティー ガリズをギルドマスター自ら出発を見届けました。

 その後、ギルドマスターは近くのC級の[チワーターの巣窟]のダンジョンに行かせたと言っており、ハンター達も聞いております。

 その言葉を、商業ギルド長も聞いております。

 そして商業ギルドとの、魔石取引相場の相談とドロップ品の取引ですね。


 7日前は、領主様に呼ばれて1日中会談でした。

 6日前は、薬師ギルドとポーションの取引と会談。

 5日前から3日前は辺境伯領主様とともに、砦に向かっておりました。

 2日前は、休暇を取られました。

 そして昨日は、王都支部に辺境伯領に高ランクハンターの派遣要請をして、ガリズのリーフさん殺害クエストの報告を受けました。」


ギルドマスター ワッタ

「高ランクハンターの派遣要請?

 昨日していたのか。これか。確かにしているな。

 あの、ガリが理由のわからないクエスト報告の前まで、全く覚えていない。

 どういう事だ。 商業ギルドとの定期会談とかは、予定通りやったのか。

 く、ガリ達を呼んでこい!どういう事か口を割らせないと!

 それから、[死出のダンジョン]に調査の派遣するパーティーは、決まったか?」


受付嬢ベロア

「全員、Sランクダンジョンは無理だと言われて拒否されました。

 この支部に、Sランクパーティーは今いません。

 王都に応援を呼ぶしかないです。

 え~、ガリさん達は今も救護院で意識不明の重体です。

 ギルドマスター自らのアックスアタックが決まって、防具全損の全身打撲状態です。」


ギルドマスター ワッタ

「わかった。 それで、あの昇格クエスト票は、魔道具鑑定でも本物だったのだよな。

 内容調査は? 確かに第3王子がこの支部に来る。だがこの資料だと王家で派遣が決定したのは、3日前だ!

 おかしいだろ!なぜ10日前のクエスト票に決まってもない事が、書かれている。」


受付嬢ベロア

「それを書いたのは、ギルドマスターです。

 職員全員、第3王子派遣を知ったのは3日前。それだけが、事実です。」


 知らないはずの事が書かれたクエスト票。

 謎が謎を呼んでいた。



 その日の夕方。

 テイムされた魔獣による、超特急馬車で王都にやってきたサブギルドマスターは、王都のハンターギルドに報告した。


王都ギルドマスター ブッチャー

「なんだってー! くそ!王都は王子達の後継ぎ争いで、すでに軍事衝突が起こっているのだよ!

 わかってる?面倒事は、困るの。

 それを、何もなかったかのように解決するのが貴様らの仕事だろうが!

 

 なに! そういう問題ではない?!

 は? 10日前の魔法インクで書かれたクエスト票だと?


 どういう事だ! つまりだな占い師でもない、予言師でも教会の神託を受ける司祭でもない奴が、後継者争いの軍事衝突で第3王子が、単身派遣される事が書いてあるのか。

 

 おかしいな。まさか、ワッタの奴は王家の争いに加担しているのか?

 わかった。ギルドから不祥事を出すわけにはいかん。

 Sランクパーティーを派遣して、すぐに解決させるぞ!わかったな!

 殺されたくなかったら、黙って見ておけよ!」


 王都のギルドマスター ブッチャーは隠蔽するみたいですね。


 




 


だんだんと話が進むにつれて、過激になる予定なので、実は心配です。クヨムに出しています。短期連載予定のこれまでの要望というか、欲望のできるだけ書き込む予定の実験作です。

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