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リーフクエスト  作者: どら焼き
29/61

29.敵対した隣国は焼かれたらしい。

他作品もαポリス、カクヨムにもあります。良ければよろしくお願いします。

29.敵対した隣国は焼かれたらしい。


 リーフは、地下道を掘ってダンジョンがあった場所の近くの、草むらに出た。

 マップスキルは、近くの街を探知している。

 今の時間は、魔導時計だと午後7時3分前。

 走って、なんとか閉門前に街に入る。

 確かこの街は、ダンジョン攻略のハンター相手の店が多い街だったな。

 名前はドルラ。近くにドラゴン伝説のある遺跡がある街だった。


 さて、宿屋に入ってしばらくベットに座り込む。

 危なかった~!よく、脱出できたな~!

 少し落ち着いてから、食堂で食事をしていたら、商人達が話していた。


 は?

 辺境伯領の向こうの国の事が話題になっていた。確か飢饉ききんとかあっていっていて、攻めてくるとか言われてなかったか?


 攻めてきたのか?

 確か、新辺境伯は元国王達だったな。

 どうなのだろう?


 次の日、ハンター新聞の朝刊の一面は敵対していた辺境伯の山向こうの隣国が、魔王軍に敗退したという見出しだった。


 うわ!

 慌てて、食事を済ませてハンターギルドの支部に向かうと、王都支部に伝言を頼む。

 

 シバラク ホカノ ダンジョンニ ムカウ


 そして、大急ぎで待ちの門が開いたら乗り合い馬車の初便で出発した。

 昨日は、武器の手入れとかボロボロになった防具をなおしていて、寝ていない。

 隣町に着いたら、乗客が僕一人だったので砂で作ったカラーのそっくりさん人形とすり替わって、この街で降りた。


 あの騎士がダンジョンの前にいたのは、間違いなく僕を勇者達のもとに連れて行くつもりだったのだろう。

 だけど、どう考えてもあの勇者が魔王と戦うとは、おもえない。

 まずは体を休めようかと寝た。


 その頃、王都のハンターギルドではリーフの予想通り教会の騎士が、勇者様の手となり足となり戦わせてやるとか言って、Aランク以上のハンターパーティーを強制収集していた。


司祭

「(今度魔王に対する質問をされたとしたら聖教国に送る。それで解決だ。魔王を倒させろと神託もある。)

 Sランクのハンター、リーフ殿を出してもらおう。」


受付嬢ベロア

「Sランクハンターは只今指名クエストは、受け付け禁止になっております。

 今、ハンター本部は聖・教・国からの要請に基づいての指名禁止など厳戒令が出されております。

 聖教国にお問い合わせください。」


 え?司祭は、予想できていない答えが出て来たので、狼狽する。


司祭

「聖教国からの、要請ですよ!」


受付嬢ベロア

「ハンター本部は、聖教国からの要請で指名クエストの禁止の厳戒令を引きました。

 よって、聖教国にお問い合わせください。

 要請が本当なら聖教国が、ハンター本部と相談することです。

 既に、この王都は戦闘態勢に入りました。

 王国は、防衛の為にこの王都支部にAランクハンター以上の待機命令を出しております。

 ハンター本部の許可状と、新国王の許可状をお持ちください。」


 司祭は、真っ青になっていた。そんな事は聞いていない。

 教会に戻ると、聖教国から確保したかと上司に言われるが、ハンター本部の許可状と新国王の許可状がいると言ったら怒鳴りだした。


 ハンターギルド本部とは、先程他国のSランクハンターを勝手に使ったとして物凄いクエスト料の請求と、強制指名クエストは許可していないと言われて、大喧嘩した後だった。

 

 そして、新国王はまだ決まっていない以上、待っていては、次の魔王軍侵攻に間に合わないと言うのが、聖教国の認識だった。


 だが、本当に悩んでいたのはハンターギルド本部だった。既に最大の便宜を図って、リーフを勇者よりも優遇して、魔王達と戦わせろと本部内の教会の司祭に神託が出て、それを総ギルドマスターも目撃したのだ。いや、正確に言うとその神託の声を総ギルドマスターも聞いたのだ。


 だが、リーフが所属する王都支部からは、リーフは魔王を倒すための、絵本で出てくる伝説の聖剣バスターを探しに行くといって、絵本に書かれている異世界に投棄されたという記述を頼りに、ダンジョン攻略に出かけたという。


 だが、リーフが聖剣を探しに行ったという情報すら実はニセ情報だった。

 既に、本部には魔王軍のスバイがいて混乱を起こさせる為にニセ情報に書き換えていたのだ。


 たが、ここでさらに魔王軍にも聖教国にも頭の痛い事が起こっていた。



 リーフの夢のなか。

 リーフは、やっと話せるまでの回復したダンジョンコア達と、何故かテイムできたブロックドラゴンと話していた。


 リーフの記憶を見たダンジョンコア達から聞く事の真相は、やはりこの世界は裏の部分は魔神に占領されていた。


 この世界の今の女神様の名は ハシュリーター。

 魔王の名は、ブリーミャール・クローンというらしい。

 実は、今はダンジョンコアなんて姿をしているが、前のこの世界の管理者神様の管理補助端末なのだと言う。


 え~、新しい女神様になってから、異世界をかなり前(人の時間尺度から言うと超古代)から他の世界で、暴れていた魔神の部下らしい。


 え? 魔王 ブリーミャール・クローン?

 まさか、クローンって細胞分身とか細胞分裂のクローン?


 ダンジョンコア(死出のダンジョン)

「ハイ。そのクローンですよ! あの女神様は、前のこの世界の管理神様の端末の助けなんていらないとかいって、管理補助権限を私達から無理矢理奪って、魔神を倒してすべての手柄を総取りして昇進するとか言い出しましてね。」


 ブロックドラゴン

「はあ、女神ポイントと私達の働きポイントは全く別なのに、全く聞く耳持たないでやらかして、気がついた時にはこの世界は、ボロボロですよ。

 しかも、自分がやられそうになった途端に我々を呼び出して、身代わりにしてこの世界線の宇宙の地球の渋谷でギャルやっているのですよ!

 で、みんな優秀な端末は皆、ダンジョンにされてしまったのです。

 私も、自我を封印されてあんな醜態をさらすことになってました。」


 つまりだな、魔王の本体は別にいて、もしその魔大陸の魔王を倒せたとしても、魔王本体が出てこなかったら、ダメってことが~。


 地球世界に、力を貯めたら行けそうなのだろ?だから…????

 なんだ?それ以上言うなって言う意思を感じたな~。


 う~ん。で、昔は真面目に魔王を倒そうとしていたの?

 は?初めめっから、その魔神の方が強かったの?

 で、異世界勇者召喚が許可されたの?

 で、オレはそれに巻き込まれたのかよ。


 その女神様の修行のお題目は力押しでなくて、頭捻って力の性質を徹底的に理解して戦って勝てってこと?


 だいたい事情がわかったリーフは、頭を抱えた。

 勝てないと地球に帰られないということもわかった。


 初期のチートスキルマシマシの勇者様は、魔王にかすり傷一つつけられずにボロ負けしたという。


 次は、旧帝大在学中の運動も学問もパーフェクトらしい大学生達の勇者?

 その次は、関東、関西、四国、九州の超有名私立高校生達の勇者?

 その次は、有名公立高校生達の勇者?

 すべて偏差値65オーバーの奴らを召喚したけど失敗したのかよ。



 失敗続きで、前管理者神様の作った武器すらほとんど破損したので、残った聖剣バスターはダンジョンの中になんとか保管されたというのだ。

 それしかまともな聖剣はないらしいと聞いて、リーフはその聖剣バスターを探しに行くことにした。


 聖教国の誤算。

 厳重に隠蔽された事実が、勇者ではなく使い捨て枠のモブ扱いのリーフにバレた。


 ハンターギルド本部の誤算。

 スパイに入りこまれていた。しかも聖教国の(最近の新任)の交渉役に話が通じない。


 リーフの誤算。

 詰みゲーだったら嫌だな~と思っていたら、自分の頭の中にある、起死回生策はすべて実行済みの終わってたヤバゲーだった。


 レオーバ王国の誤算。

 隣国が既にやかれてしまっていたので、いきなり次の戦場候補になってしまった。

 速く次の国王を決めないと!

  

 


 

『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』


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