19.すでにかなり前から火はついていた?
他作品もαポリス、カクヨムにもあります。良ければよろしくお願いします。
19.すでにかなり前から火はついていた?
レオーバ王国 王都ニャチム
ベラボー辺境伯の領軍は、王都前にまで進んでいたが門番すら対応しない。騎士団も対応しない。
何も知らない人がこの光景を見ると、ベラボー辺境伯は完全に舐められているとしか見えなかった。
「辺境伯様。只今戻りました。王城まで誰も騎士は出てきませんでした。
王城の橋も下げられていて、中に入ったのですが、誰もいないのです。
いつも通りの、書類提出の窓口とか一切人はいません。
王の広間とか以外、普段使われているエリアは空っぽです。」
騎士だけがいないらしい。
ベラボー辺境伯は、唇を噛む。
だが、王都に入った。真正面から討ってやる。
それを決断させたのは、ベラボー辺境伯が今の国王に婚約者を略奪されてから、心の中についた炎。
そして、王都の近くの豊かな土地の領主だったのに、無理矢理に辺境に追いやられだ恨みの炎。
空城の計と呼ばれる、戦術がある。
トロイの木馬と呼ばれる戦術がある。
トロイの木馬は、コンピュータウイルスの名前で有名になり、なんどもスマホやコンパ(コンパクトモバイルの略称、リーフの時代の地球にはスマホの次の世代の端末として普及していた。メガネ型のディスプレイなど旧称ウェアブル端末。)のウイルスとしても登場したので、語源を調べた時に、リーフはしっていた。
ベラボー辺境伯が、王都に入ったと聞いた時にそう思ったリーフは、どうするかと思案する。
ベラボー辺境領都支部のギルドマスターと、グランデ侯爵領、バケツ男爵領のギルドマスター達が、情報共有と会議をしていた。
王都のギルドの職員がやってきた。王都支部のギルドマスターが、いったいどういうことなのかと聞きに来たのだという。
答えに困るギルドマスター達。
住民は、静かに燃える怒りで触れるな危険状態。
リーフを探し出して一旦王都に行って、どうなったか調べようと言うギルドマスター達。
リーフ
「王都のギルドマスターですら、ベラボー辺境伯領の領民移動の原因を知らないの?」
王都のギルドの職員
「ベラボー辺境伯が、国王と仲が悪いのは有名だが、今回の領軍は進軍と領民の大移動は明らかに異常だ!
誰が先導したのかをしらべろと、言われました。」
リーフ
「調べろとの国王か宰相様の命令だろ?」
王都のギルドの職員
「う!(なぜ命令先がわかった。)他の商業ギルドとかのギルドマスター達の希望もある。」
リーフ
「後ろを見てみろ。目を合わすなよ!殺されるぞ!」
王都のギルドの職員
「領軍? あの紋章はグランデ侯爵軍? バケツ男爵軍?。」
リーフ
「誰が先導したのか? 第1王女様と第2王子様が、騎士団を使って住民を焼き出したのだよ!
全ての食料と貴金属や服とかの資産を奪って焼き出したの!
つまり、隠れて先導したというか、誘導したのは王女と王子!
ベラボー辺境伯は、なぜ進軍したのかわからないけど誘導されたのが50%、第3王子に宣戦布告されたの50%だとオレは思っている。」
王都のギルドの職員
「な!それだと、これまでベラボー辺境伯がいくら国王派にイヤミな事をされても進軍なんてしなかったのに、それをさせたのは王子達ということではないか!
なぜ! 王子達だと進軍するなんて説明がつかないぞ!」
グランデ侯爵
「リーフ殿だな。あなたがあのダンジョンの本当の攻略者か。なるほど。
おい、職員よ! 王子だからこそこうなったのかもしれないぞ。」
バケツ男爵
「リーフ殿! この騒動が終わったら、他のモンスターだけしか吐かないダンジョンを潰してくれんか。」
いきなりやってきた、領主達。
そして、領主達からベラボー辺境伯の過去、婚約者に散々貢がされた末の国王による略奪など、酷い話をきく。
貢がされた末…。恐らくはじめからこの王妃は真っ黒だな。
リーフ
「貢がされたということは、それだけ愛情が深かったのだろうな。だから、その相手の産んだ子供が今度は略奪と街を焼いたのが、火のついた発端になったのだな。
感情が裏がえったのだろうな。
執念と愛と苦労が恨みに変わり、火がついた!なんて劇のセリフでもあるだろ?
それだ!
だいたい街を焼いたって事は、侵略と攻撃だぞ!
それを、高貴な血を引き本来なら明晰な頭脳を持つことを義務とする王族が、わからないはずがない。
つまりだな、こんな状態なったのも全て王族達の計算の中なのだろう。
そうなると、わかって来たぞ。
騎士団や王族は、王都から出ていないな。」
王都のギルドの職員
「な!(コイツ!あの化け物だと言われた商業ギルドマスターと同じ事を行ってやがる!)
そ、そうなのか!
(深い意味は、さっぱりわからないから先程説明そのまま報告するか。)
すぐに報告する。」
ギルド職員は帰っていった。
ベラボー辺境支部ギルドマスター ワッタ
「どういう事だ?」
リーフ
「つまりだな、ベラボー辺境伯をぶっ殺したい!グランデ侯爵様もバケツ男爵様も一族全員殺したい奴がいるのだろう?
恐らく、国王の病と関係あるな。
次の国王になりたい奴がいる。だから邪魔者を殺したいのと、成功すれば自分の味方に褒美を与えないといけない。
褒美?領地と爵位だろ?なら、それを確保するために敵側と中立派で王都近くの領地持ちを殺した方が、作戦を迅速に進めるにはすぐに結果が出て楽だ!」
グランデ侯爵
「そういう事だったのか!だから領地を任された時に、その領地でいいのかとか、国王から散々聞かれたのか!
王都に行くのに便利だから選んだけど!
あの、クソ国王!良くも嵌めたな!
命を助けた事を、仇で返しやがって!良くもオレが育てた街を焼きやがって!
良くも!家の娘の婚約を壊しやがって!
ぶっころしてやら~!」
バケツ男爵も、怖い顔をしていた。
娘さん達が同じ目にあったらしい。
何でも王宮の社交場では、婚約破棄ダービーとか言う、賭け事が流行っていて王妃主催で、大金貨100枚をからの大バクチが行われているという。
は????? こわ! なにそれ?
リーフはガクブルだ。
よくそんな事を平気でやっている世界を助けるためになんて、この世界の女神様は勇者を召喚したよな?!
あ!そうか! だから、ふっとばしてくれって言われた?(17話)
いや、それよりも今をどうするか?
ベラボー辺境伯は、王都に入った。
僕たちも、王都に行くことにした。ベラボー辺境伯領から出たい!のは、住民の積年の希望だったので、そのまま王都に移住だ!
ベラボー辺境、グランデ侯爵領、バケツ男爵領の大移動移住計画が、正式に決定して次の日の朝早くリーフはお好み焼きを大量に焼いて、食事が済んだ朝7時、ついに王都に出発した。
だんだんと話が進むにつれて、過激になる予定なので、実は心配です。クヨムに出しています。短期連載予定のこれまでの要望というか、欲望のできるだけ書き込む予定の実験作です。




