第7話 最初の仕事とフレーベルの平原
はい、皆様こんにちわです。今回は戦闘回です、と言ってもチュートリアル的な乗りですけどね。
第7話
さて、傭兵登録を終えた俺は、今黒髪メガネの受付嬢に教えてもらった掲示板の前でじっくり
と睨みつけるように、張り出されている銅等級の依頼書を確認していた。
(へぇー銅等級の依頼には魔物の討伐する依頼に素材採取する依頼に荷物の配達する依頼まで
色々な種類が張り出されているなぁ、そして大体の報酬の平均額は銅貨2枚と錫貨5枚程度と
・・・はぁー、日雇いよりはましって程度だな)
と俺は張り出されている銅等級の依頼書に書かれている報酬額の少なさに、思わず心の中で
愚痴りながらため息を出してしまう。
(いやまぁ最下級の依頼だし、内容的にはこのぐらいの報酬額が丁度良い仕事なのは分かる
から良いけどさぁ、とりあえず気分を入れ替えて出来るだけ簡単そうな依頼を受けるか)
と俺はそう愚痴りつつも気分を入れ替えて、銅等級の依頼の中でも比較的に簡単そうなもの
を探し始める。
「・・・うん?、この依頼書の内容はえーと何々《ポーションを作る為の素材が切らして
しまったので、ここから南に在る平原に生息するナッツマンの花びらを10個ほど採取して
欲しい》報酬額は銅貨3枚と錫貨2枚かぁ、まあまあ簡単な依頼だな、よし!これの依頼を
引き受けるか」
と俺はそう一人で呟くと掲示板から先ほどの読み上げた依頼書を剥がした後、カウンター
まで行って剥がした依頼書を黒髪メガネの受付嬢に提出する。ちなみに何故この依頼を選んだ
かと言うと、ナッツマンは小さい頃から暇つぶしと小遣い稼ぎの為に時々倒していたので、
かなり倒す事に関してはかなり慣れているのが受注しようと思った理由だ。
「なぁ受付嬢さん、この《ナッツマンの花びらを10個採取して欲しい》の依頼を受注したいん
だが良いか?」
「あぁはい、なるほどこの依頼の受注するのですね、それではこの依頼を受注したことを照明
するプレート札と採取したナッツマンの花びらをしまう布袋などを渡しておきます、それでは
傭兵の方々が無事に帰れることをお祈りします」
と俺はナッツマンの花びらを採取する依頼書を黒髪メガネの受付嬢に渡して、依頼を受注した
ことを示すプレート札と採取した物を入れる布袋を受け取った後、黒髪メガネの受付嬢から
決まり文句的な言葉を掛けられた後、俺はこの傭兵組合からナッツマンが生息している南の
平原に向かって出発したのであった。
:場所:フレーベルの平原・南地方:
さて、今俺は依頼書に書かれていた、ナッツマンの花びらを採取するために、乾燥した草の
匂いがしてくるフレーベルの平原地帯に来ていた。
「ふぅー、フレデルクからだいぶ離れたなぁ、そろそろナッツマンの群れとかが生息している
ところに到達したとは思うが、一回辺りを調べるか」
と俺は疲れた息を吐きつつも、辺りにナッツマンの群れか痕跡が無いかと思い、辺り一帯を
見渡して居ると、自身の位置からかなり離れたところに50㎝程の大きさをしたドングリような
実の形をした生物が器用に植物の蔓ような物を利用して二足歩行しているところを発見する。
恐らくあれは。
(うーん、あの大きなドングリのようなあれは・・・間違いない依頼対象のナッツマンに
間違いない!しかもはぐれだ!武器を構えてゆっくりと距離を詰めてから仕留めよう)
と俺は今回の依頼対象を見つけたことに喜びつつも、冷静にショート・スピアーを構えながら
先ほどの見つけたナッツマンの背後へとゆっくりと距離を詰めて行き、そして自身の射程圏内
まで近づいたところで俺は一気に草むらを足って行き。
「おらあああ、砕けろやぁ!」
「カラ?カララアアアア!!?」
とショート・スピアーを行き良いよくナッツマンの後頭部辺り目掛けて手加減なく振り下ろす
と、物が砕けるような音を響かせながらナッツマンの頭はショート・スピアーの威力によって
簡単に砕け散りながらナッツマンが悲鳴声を上げながら死亡する。
「よし♪、上手く一撃で頭を仕留められたな、あとは死体から売れる部位を剥ぎ取りするだけ
だなぁ」
と俺は少し嬉しそうな口元を緩ませつつ、ナッツマンを素手で解体し始める。さて、解体ついで
に説明しよう。まず、ナッツマンとは別名歩く薬素材と人々から言われる程の様々な薬の原材料
に使用される程の、極めて万能性の高い植物系の生物だ、基本的に住んでいる場所などは、平原
内か、森の外周などに生息しているそうだ。
(ふふふ、臨時収入ゲット!これで銅貨1枚ゲットだな、あとは目的の花びら付きを探すだけ
だな)
と俺は解体して採取したナッツマンの原材料をリュックに収納し終えた後、再びナッツマンの
花びら探しを再開する。そしてしばらくの間、フレーベル平原周辺を探索しながら散歩して
いると、自身が居る位置から1㎞程離れた場所に、花びらが付いたナッツマンと思われる個体
が一体と通常のナッツマンが思われる個体が数匹程度ど群れている小さな集団を発見する。
(おぉ花びら付きのナッツマン!これで依頼対象を見つけたし、後は倒せばいいはずだけど、
何か予想していた数よりも取り巻きのナッツマンが多いなぁ、少なくとも6匹程度はいるのか
なぁ?、まぁ花びら付き以外のナッツマンは貧弱で弱いし、それに手元にはヒノキの棒では
無くて鋼製のショート・スピアーと言う立派な武器があるし、茂みから一気に奇襲すれば、
特に苦労することもなくナッツマンどもを倒せるし、何とかなる範囲かなぁ?)
と俺はショート・スピアーを構えながら、ナッツマンの群れを奇襲して倒そうと考えた後、
静かな足取りで茂みを移動しながら、ナッツマンの群れが進んで居る方角に先回りしてから
茂みの中で姿勢を低くして、ナッツマンが近くに来るまで待ち伏せする。
(さて、この辺りで良いかな?あとは近くまで来た瞬間に一気にショート・スピアーで1匹か
3匹くらい仕留められてたらあとは勝ったもどうぜんだ)
と俺は茂みに伏せながら、そう考えると自然にニヤリと口元を緩ませて獲物が近くに来るのを
じっくりと待ち続けていると、ついにナッツマンの群れが呑気な様子で茂みに隠れている俺の
数mほど離れたところまで来ていたので、一気に茂みから勢いよく跳び出して、武器を振るて
、丁度近くに居たナッツマン3匹ほどを薙ぎ払ってから、返し振りでもう1匹仕留めてから
呆然としている花びら付きのナッツマンに向けてショート・スピアーで串刺しにした後、その
まま抜かずに持ち上げた後、残りのナッツマンの内の片方に向かって勢いよく振って突き刺さ
って居た花びら付きのナッツマンぶん投げた後、投げた時の勢いのままに足ったして行き、
もう片方のナッツマンに向かって勢いよく蹴りをお見舞いした瞬間に殻が砕けるような音が
響きながら吹き飛んで行く。
「・・・ふうー、とりあえず見えていたナッツマンと花びら付きは、これで全部片付いた感じ
かなぁ?、あとは周りを警戒しつつ、花びら付きのナッツマンから花びらを10個千切って、
袋に詰めたら依頼達成完了だな、何せ一匹でだいたい10個から15枚ほど付いてるからね、この
個体には10個しかないけど・・・まぁあとは倒した奴全てを剥ぎ取ってからフレデルクの町に
帰ってから袋に入れたナッツマンの花びらを納品して仕事完了だ」
と俺はそう独り言を喋りながら、素手で花びら付きのナッツマンと通常のナッツマン6匹を
剥ぎ取ってからフレデルクの町へと帰っていったのであった。
と言ったところでここまでです。いや、何かLv5のレランが無双していて違和感があるかと思われますがこれが正常です、だってナッツマンはその変の農夫でも倒せるくらいかなり弱い魔物だし。
あと分かりやすく今回の討伐結果をLv込みで表示しますと以下の通りで。
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:ナッツマンLv1を7体:
:花びらナッツマンLv3を1体:
合計取得経験値は50です。
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では次の来週までまた。