第6話 フレデルクの町の傭兵組合
はい、土曜日に投稿予約するのを完全に忘れてました。いや、最近体調が悪いせいなのだろうか?。
第6話
:場所:フレデルクの町・東側出入り口門前:
金色の紋様が描かれた白い馬車が俺の横を通り過ぎた後、俺はあれから休憩無しで街道を
進んで行き、そしてついに今俺はフレデルクの町の出入り口である門前まで到着していた。
(おぉーこれがフレデルクの町の出入り口門か、デカいなぁこんな巨大な門を生で見られる
なんて、人生何が起きるか分からないものだなぁ)
と俺は両端まで開いている巨大な門には感動している間も色々な人々がここを通って門内に
入り、そしてここを通って門外へと出て行く、そんなせわしなく人々の行き来が盛んな都市
であるフレデルクの町は、海からも大きな商船や軍船や漁船なども人々と同じようにせわし
なく動いていた。
(おっとこんなところで巨大な門に魅了さている場合ではないな、さっさとフレデルクの町
内へと入るか)
と俺は巨大な門の魅力から逃れた後、俺はせわしなく動いている人々の流れに身を任せて
フレデルクの町へと入場する。その町並みはムルムスの言うとおりの黒い屋根の赤レンガの
家々が立ち並ぶ景色が広がっており、大道理は綺麗に石畳の道へと舗装されて居る為か、
歩きやすく疲れにくい。
(うお!、すげえぇこれぞ中世ファンタジーて感じの町だな、まさかこんな景色を生で見ら
れるなんて、人生何が・・・うん?何か少し前にも似たようなこと言ったような気が?)
と俺はフレデルクの町並みを見て、心の中で感動の言葉を呟いていると、途中から何故か
デジャブのような感じを抱きつつも町中を歩いていく。
(うーん、ムルムスから聞いた話だと、確かこの辺りにあるんだよな?)
と俺はそう脳内で呟きながらフレデルクに在ると言う目的の場所を探し続ける。一体何が
目的で探し歩いているかと言うと。
「おぉー見つけたここがフレデルクの傭兵組合支部かぁ、デカいなぁ」
と俺は大きな文字で傭兵組合と書かれている看板を両扉の上に飾っている、三階建ての
大きな建物を眺めながらそう呟いた。唐突に出てきたこの傭兵組合とは一体どう言う組織
かと言うと、一般の市民から貴族まで様々な人々から依頼と言う形で傭兵が様々な面倒事
を報酬次第で引き受けてくれる、ようは便利屋みたいな組織であり、犯罪者以外は年齢身分
問わずに組合所属の傭兵に就職することが出来る、要は分かりやすく言うと、ファンタジー
作品になどに出て来る冒険者ギルド見たいな立ち位置と言った感じの組織だろうか。
(これから自立して生活しなければいけないけど、俺まだ生まれてから8年しか経ってない
からなぁ、こういう場所でしか仕事出来ないと思う、とりあえずさっさと中に入って傭兵
登録をしてくるか)
と俺はそう脳内で言い終えると、傭兵組合の出入り口である両扉を開いて建物内に入ると、
丸机と椅子セットで並べられており、様々な武器や防具服装を身に着けた屈強な傭兵達が
愉快に談笑しながら酒を飲み交わしており、そんな賑やか空間からさらに奥の方に視線を
向けると受付嬢らしき人達が受付カウンターらしき場所で忙しく書類仕事などをしたり
依頼書を掲示板に張り出したりと忙しく働いている光景が確認できる。なるほど、この
光景が、別名を傭兵酒場と言われる由縁か。
(まぁとりあえず奥に居る受付の人に話しかけて傭兵登録をするとしますか)
と俺はそう脳内で呟いた後、賑わう傭兵達の間を通って受付カウンターまで歩いて進んで
行く。なお道中で俺に気付いた傭兵が何しに来たんだこのガキと言った感じの視線で睨み
つけていたが、俺は勇敢にもその視線に軽く笑顔を見せながら無視したが。
「あのー、すみません受付の人であってますよね?傭兵登録に来たんですが」
と俺はそう言って、如何にも真面目そうなメガネをかけた黒髪のロングヘアーの受付嬢に
話かける。そして話しかけられた黒髪メガネの受付嬢の反応は。
「えぁ!?・・・えぇーとお嬢ちゃん、ここは遊び場じゃないよここは危ないところだから
えーと親が心配しない内に早くお帰り」
と黒髪メガネの受付嬢は幼い子供が傭兵登録に来た事に驚き、少し引きつった笑みを浮かべ
ながら、優しく諭すように家に帰るように言ってくる。まぁ在る程度は予想してかが、こう
なるよなぁ。
「いや、俺の服装や持っている武器を見て、遊びに来たと思ったのか?、どう見ても登録
しに来たに決まってるだろう」
と俺は若干機嫌が悪そうな表情で、そう言い放つ。そんな俺の言葉で気が付いたのか、俺が
持っているショート・スピアーに気付き、黒髪メガネの受付嬢は青白く苦笑いを浮かべて
困り始めるが、すぐに表情を笑顔へと戻す。
「そそ、そうですかそれは失礼を、では傭兵登録を行いますので、この契約書に名前と得意
な戦い方や、年齢と出身地などをお書きください」
と黒髪メガネの受付嬢はそう言い終えると、どこからか紙を取り出して渡して来る。どう
やら傭兵登録に必要なようだ、まぁ内容的には別に記入しにくい項目はないし、そのまま
記入していくか。
「あぁはい、名前はレラン・ディルスで、戦い方は槍と格闘での戦闘と、次に年齢はえーと
普通に8歳と記入して、出身地はえーと確か、あの漁村の名前はロッタって言っただった
はず・・・」
と俺は小言を呟きながら渡された紙に記入しよ終えた後、黒髪メガネの受付嬢に提出する。
「なるほど・・・はい、確認し終えました、貴方はロッタ村のレランさんですね、傭兵組合
での規則などについての説明などはお聞きになりますか?」
と黒髪メガネの受付嬢は提出した契約書を確認し終えた後、傭兵組合での規則などの説明を
聞くかどうかを聞いて来る。そうだなぁ一応聞いておくか。
「そうですね、一応傭兵組合での規則について、説明をお願いします」
「はい、分かりました。それでは傭兵組合で規定されている規則についての、ご説明などを
させて頂きます」
と一応俺は規定されている規則について説明をお願いすると、黒髪メガネの受付嬢は、すぐ
に丁寧な口調で傭兵組合の規則になどについて説明を始めてくれる。
まず、傭兵には実力に応じて11のランクに分けられており、低いランクから順に分かり
やすく例えながら説明すると。
まず銅等級はその辺の農夫と同じくらい実力しかない新米傭兵と言った感じであり。
次の鉄等級はまだまだ農夫よりは強い程度の見習い傭兵と言った位置づけであり。
次の銀等級はある戦いにも慣れて来た一端の傭兵と言った感じの扱いになり。
次の金等級はそこそこ実戦にも慣れて来た熟練の傭兵と言った立ち位置であり。
次の白銀等級はかなりの実戦慣れをしてきた精鋭の傭兵と言う立ち位置であり。
次の白金等級は巧みに戦場を戦える程の実力が付いた最精鋭な傭兵と言う感じであり。
次の魔銀等級は戦場において凄腕と称される程の実力を持つ傭兵と言った感じであり。
次の最鋼等級は達人的な腕前と実力を持つ傭兵として認知されるようになり。
次の金剛等級は英雄と称えられる程の実力を持つ傭兵として認識されるようになり。
次の波紋等級は逸脱した実力者として称される程の傭兵として認知されるようになり。
そして最高峰の七色等級は伝説に名が刻まれる程の伝説の傭兵として認知されるようになる。
次に掲示板に張り出されている依頼には内容の難しさによって傭兵ランクと同じように
11のランクで分けられており、自身のランクよりも高いランクの依頼を受けることは
出来ない決まりである。
そして自身のランクより余りにも低いランクの依頼は受けることが出来ない決まりである。
なぜかと言えば、緊急時に高位ランクの傭兵が低位の依頼を受けてどこかに出かけている
では大変困る事態になるからである。
次に受注した依頼を途中辞退や事実上の達成不可になった場合は一部例外事項を除いて、
傭兵組合対して罰金を支払わなければいけない決まりだそうだ。
そして他の傭兵が受注した依頼などの妨害行動などは禁止されており、あまりにも悪質な
行動をした傭兵には場合には永久的に傭兵登録の剥奪と傭兵組合からの永久追放処置もあり
得るのだそうだ。
「と言ったところですが、他に気になった内容などはございますか?」
「いえ、特に今のところは気になるところはありません」
と黒髪メガネの受付嬢は、傭兵組合の規則に何か気になる点などがないか聞いて来るが、
今のところ俺は気になる点が特に無かったので、ありませんと答えた。
「では、改めてようこそ新人傭兵のレラン・ディルス様、この銅等級のメダルが貴方が傭兵
だと言う証明になりますのでなくさないようにお願いします。それでは依頼書などはここ
から横にある掲示板に張り出されているので、受けたい依頼などがありましたら、依頼書を
掲示板から取って、カウンターまでお持ちください」
と黒髪メガネの受付嬢は営業スマイルでそう言ったので、俺は受け取った銅等級のメダルを
持って、受付カウンターの隣にある掲示板の前へと移動したのであった。
と言った感じで次回に続きます。今回傭兵と言う職業に就職した訳ですが、一体どんな役割にするのかと言うとあれです、ファンタジー作品での冒険者ギルド的なものです。ちなみに傭兵ランクのごとの実力がイマイチ分からないと思うので、分かりやすくレベル制で表してみるとこんな感じになります。
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銅等級 Lv1
鉄等級 Lv5
銀等級 Lv10
金等級 Lv15
白銀等級 Lv20
白金等級 Lv25
魔銀等級 Lv30
最鋼等級 Lv35
金剛等級 Lv40
波紋等級 Lv45
七色等級 Lv50
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とこんな感じの実力です。それでは次回までお待ちください。