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何故か異世界の田舎娘に転生していた  作者: アクドニアデフジム
第一章 始まりと傭兵への道のり
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第5話 大狼の撃退と平原街道に進む

はい、ようやく投稿できました。いや思った以上にどうするか悩んでましたが、何とか書き終えて投稿できた次第です。それではゆっくり読んでいってね。


第5話




今俺の目の前に1頭の大きな狼が獲物を見つけたと言わんばかりに唸り、よだれを垂らして

居る、間違いなく食い殺すつもりなんだろう。俺は咄嗟にショート・スピアーを大きな狼に

向けて構えた後、一体どう対処するのかを必死に考え始める。


(くそ!、なんてついていないんだ、まさか旅立ちの初めで狼に襲われるとか、そしてなり

よりもこの狼かなりデカい!子供の俺と比べても、明らかにデカいだろうこいつ!)


と俺はそう脳内で愚痴りつつも冷静に目の前に体長2メートル越え大きな狼に向けて構える

いつでも、ショート・スピアーで叩き潰せるように。


「グウウウゥゥグガアァ!」


と大きな狼は唸り声を上げると大きく口を開いて、俺に跳びかかって来る。俺は咄嗟に

横へと転がって回避した後、大きな狼に向かって咄嗟に叩きつけようとするが、腰が

引けているのか上手いように当たらない。くそ、落ち着け俺!。


「くそ、ガチで怖いな!どうにか当てないと、本当に食い殺されるかも」


「グウウウゥゥグガアァ!」


と俺が愚痴を言い切る前に大きな狼は再び唸り声を上げると大きく口を開いて、先ほどと

同じように俺に跳びかかって来る。俺は咄嗟に横に移動して避けた後、咄嗟に相手の動き

を予想しながら構えていたショート・スピアーを大きく上段に掲げると。


「おりゃあああっち行けえええ!」


と俺は叫びながらショート・スピアーを大きな狼に叩きつけると怯んだのか数歩後退すると

森のどこかへと去っていた。俺は油断せずに、槍を構えたまま再び大きな狼が来るのでは

ないかと警戒するが、しばらく時間がたっても一向に来ないので、恐らくは引き上げたの

だろう、俺は緊張の糸が途切れたのか無意識に地面に膝をついてから尻餅をついて座り込む。

俺は、助かったのか?。


(ひいぃーこ怖かった、ガチで怖かった、これが猛獣に襲われた時に感じる死の恐怖って

奴かな?、ととりあえずは、早くここから離れた方が良いな、いつあの狼が帰って来るか

分からないしなぁ)


と俺は恐怖へ座り込んでいた自身を無理やり立ち上がると、ショート・スピアーを杖替わり

に使いつつ、フレデルクへと急ぎ足で向かったのであった。




:場所:フレーベルの平原・フレデルク街道:




さて、あれか急ぎ足で街道を駆けて行く、フレロッタの森を抜けて現在フレーベルの平原

と言われる地域まで来ていた、ここはフレデルクの町が在る地域であり、頻繁に街道の

巡回が行われているため、危険な猛獣などはあまり寄り付かないので比較的安全な地域

であるがそれでも危険な猛獣などは出現するときはするので、気を抜かずに歩いていく

ほうが長生きできる秘訣だろう。


(うふぁーようやく森を抜けられた、えーとこの辺りは確かムルムスの話だとこの平原の

名前はフレーベルて言うだけ?広々としていて見渡しもよくて、牧草以外何もないな

詰まらない地域だが)


と俺はどこまでも広がる牧草の光景に思わずうんざりする。


(だが、あともう少し街道を進めば目的地のフレデルクに到着するはず!でもその前に

お腹が空いたからそろそろお昼にするか)


と花より団子、進む前に三度の飯と言ったぐわいに、今までの疲れを癒すためにここいらで

休憩することに決めた俺は、とりあえず家から持ってきた干し魚をリュックから取り出し

そのまま噛みつき食いちぎる、男らしい食い方をする。見た目が8歳の女の子とは思えない

食い方である、まぁ中身は男だが。


「ガリガリガリモグモグ、うん塩が効いていて美味いなぁ魚の骨は貴重な栄養源だしちゃん

と食べないとなぁモグモグガリガリ」


と俺は干し魚の味の感想を呟きながら、もしゃもしゃと骨も残さずきれいに干し魚を食べ

切った後、再び立ち上がった俺は、フレデルクの町に向けて再び歩き始める。


(それにしてもフレデルクの町ってどんなところなんだ?ムルムスの話によると大きな港

が存在し、黒い屋根と赤レンガで建てられた家々が綺麗に立ち並ぶ、古き良き町だとか

言ってたけど、多分ヨーロッパ風の家が立ち並ぶ景色何だろうなぁ)


と俺はこれから向かうフレデルクの街並みを想像し思い浮かべながら、街道を歩き続けて

いると、道先から複数の馬が駆ける音が聞こえて来る。恐らく何かがこっちに向かって

いるのだろうか?。


(何にかこっちに近づいて来るな、音からして恐らくは馬車だろうか?、とりあえずこの

まま街道の真ん中に居ては危ないし街道の端によっておくか)


と俺は道先から聞こえて来る馬の足音から馬車が通るのだろうと予想した俺は、一足早く

街道の横端によった後、道先からこちらに向かってきている何かが見えて来る。それは

綺麗な金色の紋様が描かれた白い馬車が街道の真ん中を悠々と貴賓に満ちた姿で進んで

行き、そしてそのまま優雅に馬車は俺の横を通り過ぎて行き、森の中の街道内へと消えて

言った。一瞬横を通り過ぎる瞬間に視線を感じたが多分気のせいだろう。


(しかし綺麗な馬車だったな、金色の紋様が描かれた白い馬車、まるで物語に出てきそうな

馬車だったけど、一体誰が乗っていたのだろうか?多分貴族とかだと思うが、今はそこまで

気にしなくても良いか)


と俺は先ほど通り過ぎて行った馬車に誰が乗っていたのかを気になったが、今そんなことを

気にしても仕方ないので、再びフレデルクの町へと向けて歩き始めたのであった。





と言ったところでここまでです。進展が早くてもう町に着きましたね、それでは次回お楽しみしてください。

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