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何故か異世界の田舎娘に転生していた  作者: アクドニアデフジム
第一章 始まりと傭兵への道のり
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第2話 広場の行商人

はい、前回続きです。どうぞ( 一一)の



第2話




さて、俺は親に散歩して来ると伝えてから外に出た俺は、現在漁村の中央広場に居る。

普段昼辺りになると、広場には朝一で取れた魚の販売する屋台や村に来た行商人などが

日常品や交易品など販売している場所などだが、今はまだ朝方時間のせいか、今この

広場に居るのは俺のように気分転換に散歩に来ている奴か、ただの暇な奴が時間潰しに

来ている人しかいないようだ。


(うん、やっぱ朝方じゃ早すぎて、屋台とか開いている奴はいないか、居るのは散歩し

に来た爺さん婆さんか、暇つぶしに来た奴しかってあれ?あの後ろ姿は)


と俺は何となく広場に居る人たち見渡していると、大きな行商鞄を背負って、屋台を

組み立てている赤紫色の旅人のローブを着込んでいる金髪の青年を発見する。しかも

その後ろ姿からして恐らくは定期的に漁村に日常品や交易品などを売りに来ている

知人の行商人だと思われる。


(あそこに居る行商人は確かムルムスだよなぁ?、こんな朝早くから屋台の準備とか

してたのか・・・話しかけてみるか)


と考えた後、俺は特に意味も目的もなく知人の行商人ことムルムスが居る場所へと

歩いて行くと、足音に気が付いたのだろうか、ムルムスはこちらへと振り返る。


「おや!、これはこれはレランちゃんじゃあないか、こんな朝早くから見かけるとは

今日はどうかしたのですかな?」


とムルムスは俺をちゃん付けして名前を呼んだ後、朝早くからどうしたのかを聞いて

くる。うん、とりあえず始めに言いたいことが出来た。


「おい!、ちゃん付けはやめろ、ちょっと気分転換に散歩してたらムルムスを見つけた

から近づいただけだ、特に用はない」


「おっとこれは失礼したねレランさん、そうかただ見かけたから近づいただけで特に

用とかは無いんだね」


と俺はちゃん付けで呼んだことをムルムスも注意しつつ、特に用が無いことを伝える。

そしてムルムスは屋台の準備が出来たのか、立ち上がりこちらへと振り向くと。


「まぁ、せっかくだから商品を見て行ってよ、もしかしたら何か欲しいものがある

かも知れないよ」


とムルムスはそう言って屋台に置いている商品を見せてくれる。ふーん、何か欲しい

商品か。


(そうだな、せっかくだし見て行くか、まぁ子供の小遣いでは買える物なんてほとんど

ないけど、見るだけならただだし)


と考えながら俺は、ムルムスが販売している商品たちを見て行く、どれもこれも珍しく

様々な物が置かれていて色々と興味深い。見ているだけでも楽しいが、特に買いたい

物はないかなっと思い始めたところで、気になる物を見つけって興味が沸く。


「うん?、これは槍か?しかも長さからしてショート・スピアーか?なぁムルムスこれ

どうしたんだ?普段はこういうの売ってないのに」


と俺はムルムスの屋台に置かれている商品の中に、短い槍とは言え武器が販売されて

いる事が気になったので、槍についてムルムスに聞いてみると、ムルムスは若干苦笑い

を浮かべながらも槍について話始める。


「そのショート・スピアーは、ここに寄る前に行った鍛冶師の町で安く仕入れたんだ

けど、全然人気がなくて売れないんだよ、こんなことなら安いからって理由で仕入れ

るんじゃなかったよ」


とムルムスはそう言いながらとほほっと落ち込む。まぁ槍が置かれている原因について

分かったし、とりあえずはこのショート・スピアーの値段を聞いておくか。


「なぁ、落ち込んでるところ悪いんだけどさぁ、このショート・スピアーの値段て

どれくらいするんだ?」


と俺は落ち込んでいるムルムスにショート・スピアーの値段を聞いてみる。


「え!?、あぁショート・スピアーの値段かい?全然売れないから今回は値段を下げた

から精々銀貨4枚だね、鋼製の武器としてはかなりの格安だと思うけど・・・」


とムルムスは俺がショート・スピアーの値段を聞いてきた事に驚きの声を上げつつも、

すぐにショート・スピアーの値段を教えてくれる。ちなみに先ほど銀貨とはこの世界

での通貨単位であり、価値の低い順で紹介していくと、錫貨が一番価値が低く、その上

に銅貨があり、さらに上に銀貨と続いて金貨に白銀貨に白金貨と言った感じで通貨単位

の価値があり、10枚ごとに付き一つ上の通貨と同等の価値になる。


「へぇー確かに安いな・・・なぁムルムス、ちょっとこれ試しに素振りして良いか?」


「え、まぁ別に良いけど、ショート・スピアーて意外と重いよ、レランさんはまだ年は

8歳だったよね?、本当に女の子とは思えない変わってる子だなぁ」


と俺はショート・スピアーの値段を聞いて、確かに安いなと一言呟いた後、俺は試し

に持って素振りをして見たいと思い、俺はムルムスに試しに素振りをしても良いかを

聞いてみると、ムルムスは俺の言葉に驚きと戸惑いをしながらも、ショート・スピアー

を貸してくれる。


(ふむ、ムルムスの言う通り、意外と重みがあるが振れないことはないし、早速試しに

突き叩く払うの動作で素振りをしてみよう)


と俺はそう考えると、手に握っているショート・スピアーを構えると誰もいない方に

向けて、突く叩く払うの三段動作を数回繰り替えす。ふむ、何だか物凄く手に馴染んで

いる感じがするなぁ、そう言えばあと数か月であの大会が開催されるなぁ。


「よし、なぁムルムスこのショート・スピアーさぁ物凄く気に入ったから買うよ、確か

銀貨4枚だったよね、はいこれ銀貨2枚と銅貨20枚ね」


と俺は笑顔で買うことを伝えると、自身が持っていた財布からショート・スピアーの

代金をムルムスに渡した後、俺はショート・スピアーを肩に担ぎながら家へと帰って

言ったのであった。そして代金を渡されたムルムスはと言うと。目を点にしたような

表情をしながら。


「あぁ、そそうか、気に入ったのか、それは良かったのか?」


とムルムスは予想外の事に戸惑いと混乱していたため、何とかその言葉を呟くことしか

、出来なかったのであった。






と言ったところでここまでです、いきなり買い物したりしましたが、とりあえず主人公の武器は短槍に決まりました。ちなみに主人公の実力はそこそこ鍛えた農民よりま強い程度ぐらいです。

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