死の覚悟
全然、書く気が沸かなかったのに気まぐれ更新。
待ってはなかったと思いますけど待たせてすいません!orz
でも!次の予定も分かりません!
「この先か…今、思ったけど此処って裏島が来た方が近くなかったのかな?」
少し疑問に思いながらもやる事は変わらないと思い直して、前と同じく《氷刃結界》を張り、この部屋に近付く程に大きくなっていく嫌な予感を押し殺しターゲットの部屋に忍び込む。
『!! 気配はするのにターゲットが居ない!?気付かれたか?』
気を抜かず部屋を探してもターゲットは見つからず、何気に上を向いてヤツを見付けてしまった。
「俺に何か用か?殺し屋」
まるで僕が見付けるのを待ってたかのように、ヤツは天井で座禅を組み片目だけを開けて、僕を見下ろしていた。
「っ!《氷血種》」
「《重力潰撃》」
「かはっ!まさか!…重力魔法!?」
天井から降りて来たヤツは、僕の前で立ち止まりそして、僕に話し掛けて来た。
「もう一度、問うぞ殺し屋…俺に何か用か?」
獲物を見つめる狼のように僕を見据え、無感情のような声で僕に話し掛けて来た
「喋りたく無いならそれでもいい、俺は自白剤を使うまでだかな」
「っ!」
流石に村の秘密は話せない!そう思った僕は死の覚悟を持って奥歯に仕込んだ毒丸を噛み砕いた。
「ぐぅ!がぁああ!がはっ!ぁぁああ!」
効果は即効性のようで、まるで身体中が溶けていくような苦痛と吐血を繰り返し、僕の意識は薄れていった。