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詩集「くらしいの歌」

ビブラフォンアンサンブル

作者: くらきしい

静寂のホール

ステージで二人は微笑みあった


響く、響く

客席を包み込む

ぐるぐる廻る音の渦


叩く、叩く

金属の板を走る

きらきら光る音の粒


届け、届け

教会の鐘に負けず

彼方へ飛んで、音たちよ


四本のマレット操って

呼吸を合わせて

毛糸の玉を素早く落とす

重なった和音にニヤリとする

昨日、練習で喧嘩したこと

覚えてる?

覚えてない

旋律のシャワーが全てを流す


遠く、遠く

ビブラフォンアンサンブル

ざわざわ海の波よりも


響け、響け

私達のメロディー

とことこリズム、踊り出す


廻れ、廻れ

人工のビブラート

くるくる揃え、黒いファン


息を吐いて、止める

最後を飾る残響が消えるまで














私、くらきは打楽器が好きなのです(笑)。

ビブラフォンってすごく綺麗な音がするんですよ。

一言で言えば鉄琴。音盤下の共鳴管の中にファンがあって、それを電気で回したり止めたり、足のペダルを踏んだりしながら演奏します。


とは言え、実はビブラフォンの二重奏はまだ聴いたことがないのですが……。

この詩を通してビブラフォンのことを知ってもらえたらな、と思います。

ありがとうございました!




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