一目惚れ?きっかけ。
学生の時に、年上の男性に憧れる、好きになったら?を思いながら書いてみたいなと思いました。宜しくお願いします。
夏も終わり、秋になり、冬を迎え、暖かな春の訪れを待つ。今年も、何も変わらないと思っていた。
来年は、高校三年生だし、受験だ!くらいしか考えてなかったのに。ちょっとしたきっかけで《恋》が始まるという事を知った。友達の恋バナは聞くけど聞く側で、話す側じゃない私が《恋》しちゃったなんて誰が思う?
自分で自分に聞いちゃうよ?高木彩菜、高校二年の秋。
そんな自分にびっくりドッキリな数時間前に戻る。
授業が終わって、帰り道に友達とお茶して帰ろうって話しになって、最近オープンしたカフェに行く事になったんです。オープンテラスで可愛らしい感じのカフェ。 席が空いているか心配だったけど、偶然空いた席があって座る事が出来た。嬉しい!
「こっち、こっち!そっちの席じゃないからね?彩菜、百合ちゃんもこっちだよ~!」と、手招きしながら呼んでいるのは、親友の薫もう一人、大事な親友の百合ちゃんは、私と一緒に薫の声の方へ2人で行くと、薫に早く早くと急かされる。一番このカフェに行きたいと言っていたから尚更だねと百合ちゃんとアイコンタクトしてたら、限定スイーツあるらしいよ~!ご機嫌な薫に百合ちゃんと思わず笑っちゃった。
席に着いて、3人一緒に限定スイーツとコーヒーを頼んで、楽しく話をしながら、外の景色を見ていたら、オープンテラスで1人で泣いている男性に目を奪われていました。声を出しながら泣くでなく、頬を伝う涙が綺麗だと、泣き顔が辛そうなのに綺麗と思ってしまったんです。どうして泣いているの?つい見てしまった私の方が苦しくなってしまうような表情でした。なんといいますか、″一目惚れ″してしまったようです。
薫と百合ちゃんがお手洗いに行っている間に、さり気なくチラ見してしまいました。見た感じは年上の人だなと。サラッと着こなしているスーツで分かったけどそれだけ。そう思っている間に、薫と百合ちゃんが戻ってきたので、カフェを後にしました。
もう、思わず綺麗と思えるひとに会えないかも。。。と思いながら。
読んでいただいてありがとうごさいますm(_ _)m