ファンレター激増
茘枝@九犬十愛 @redlitchi99 10月16日
見て、コレ!! 苺姫からの優勝祝い!
鷹キャプから神の人に銀皿を手渡す、の図!
額に入れて飾りたい美しさ!! 持つべきものは絵師な友!
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「うわーすごい、大漁だな」
広辞苑の厚さなどはるかにしのぐ紙の束を持ってロッカールームに舞い戻ってきた羽角を見て、風呂から上がってきたばかりの神前が、下着を片手に感心してみせた。
「神前さん! これ、どうしたらいい?」
羽角が両手で突き出してみせたのは、ロビーに向かう道すがらスタッフから渡されたファンレターの束だ。
色とりどりな封筒は、きっと若い女性からであろうことを伺わせる。
「どうって。持って帰って読めばいいんじゃないの。一日や二日じゃ、とても読み終わりそうにないけど。何通くらいあるわけ?」
「いいからおまえは先にパンツをはけ!」
羽角に寄って行きかけた腰タオルすがたの神前の腕を引っぱり一喝する紀藤に、薄手のニットから首を出した逢坂が吹き出した。
「今まで、メールばっかりだったのに。何で、急に、こんなにいっぱい手紙が来んの?」
「そりゃ、おまえがインタビューで、手書きの方がぜったい気持ちが伝わるとおもう、とか何とか言ってたからだろうよ」
とっくに帰り支度を済ませていて、パラパラと椅子に腰かけて雑誌をめくっていた紀藤が、メガネ越しの視線を投げる。
「あ、れは、書道が特技だって言ったら何でなのか聞かれたからであって、べつに」
「そういうことか。俺にも、最近、おかげで手紙くれる人が増えたよ」
袖をたくし上げつつ屈託ない微笑みを投げた逢坂に、猛然と羽角は近寄った。
「手紙もらってどうしてる? 返事書く?」
「は? 返事? いや、書かないけど」
目を丸くした逢坂が、意見を乞うように隣同士のロッカーを使う神前と紀藤をふり返る。
背番号順に割り当てられたロッカーは、ロッカーとは言いつつ扉があるわけではなく、ただ側面が網によって幅七十センチほどに仕切ってあるだけだ。
膝の高さにある台は座面になっていて、紀藤はそこに座っている。
はらり、と巻いていたバスタオルを腰から外した神前が、自分のあごを指さした。
「俺、返事は書かないけど、住所は登録しといて、年賀状いっしょに送ったりするよ。昔さ、漫画家さんにファンレター書いたら年賀状くれたんで、そのまねっこで」
「あー。去年、うちにパソコン貸してって駆け込んで来たとき、手紙の束も持ってたな」
「今年は大丈夫! 逢坂にパソコン修理してもらったから」
「パソコンの修理まで出来んのか。何て使えるやつなんだ。イケメンのくせに反則だろ」
裏話6
なんか長い回と短い回があるな、とか短い方って直接ストーリーに関係ない内容じゃね、とお気づきでしょうか。その違いは、ホームゲームの節かアウェイゲームの節かの違いだったりします。
そうそう。今年、2部で最速昇格が出たのには勝手に焦りました。もちろん、モデルにしたわけではありません。しかも、優勝決定は36節だったような…?




