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作戦名はKFJ!  作者: 十七夜
第35節 (A)
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ファン感について

  茘枝@九犬十愛 @redlitchi99 10月01日

 お兄の部屋にある雑誌、お兄が高校生だったときのだってことは……とおもって見たら、桜様にまぎれて女帝もいるいる!

 もういないし、これ二、三冊、失敬してもいいよね?


  茘枝@九犬十愛 @redlitchi99 10月02日

 部室に雑誌置き忘れ作戦、決行!

 苺姫の反応待ち。

 たぶん昔の女帝が載ってるやつだって気づいてるとおもうけど……スルーされちゃったらどうしよ~





「今年のファン感は十一月三十日に決定、だそうだ。今日は、それについてだが」


寮の食堂で、ギイ、と椅子に反り返ると紀藤は首のうしろを撫でた。


「──この日程、大丈夫なのか?」


ファン感とは、言わずと知れたファン感謝デーのことで、ファルケンではリーグ戦の終了後に催されるのが常となっている。

テーブルに両肘をついた姿勢で、神前がふしぎそうに首をかしげた。


「プレーオフの可能性が消えたから、その日になったんだろ。なんか問題あんの?」

「大有りだ。バッドエンドなら、十一月三十日ってのは大量解雇日になり得るんだぜ」


クラブ側から来期の契約は結ばない旨を選手に通知する期限が、リーグによって、毎年十一月三十日と定められている。

1部ならまだリーグ終了前、2部なら昇格をかけたプレーオフの最中であるため、例年、ただならぬ雰囲気の中でこの日を迎えるチームも少なくなかった。


「だだ大丈夫なんだろ? 大丈夫だよな?」

「……厳密に言えば、今俺たちがやってるのは今期予算の穴埋めであって、来期予算の確保じゃない。1部に昇格すればそれなりに増える入場料収入を先取りした、という見方をしてしまえば、ユニフォームのメインスポンサーが消えた穴は、穴として残ってるわけだ。しかも、今季の成績を鑑みて選手と残留交渉するとなると提示額は上げざるを得なくなる……とか、その先は契約に関わる話だろ。俺には何とも言えねーな」


神前は、テーブルに重ねた腕にあごを置く。


「そうかぁ。勝ってるのはいいけど、勝利給とか出費もその分かさむんだから観客が増えてもおもったほどプラスにはなってないのかも。シーズン前、監督が勝ち点九二が目標って言い出したときはえー、とおもったけど。あと何勝かでいけちゃうし……これってもしかして、フロントの想定外に勝ってるってこと?」

「今が、勝ち点八三だから、残り八試合の内、三勝でクリアだな。言われてみりゃ、勝利給もばかにはなんねーけど、そんな心配までしてやるってのもおかしいだろ、選手として」

「おかしいのは、勝利給以前の話からですよ。ちょっとは自覚したらどうなんですか」


そっけない声に、紀藤は隣に座る江野をふり向いた。





裏話5

最近、戦力外選手の報道が12月1日に固まらずけっこう前後して出てきてる気がするんですが、期日の規定は調べても11月30日とあるままだったので、そういうことにしました。


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