神前・江野部屋
茘枝@九犬十愛 @redlitchi99 8月24日
苺姫の女帝ゴール記念画がハンパない件。
いつもは成人した十条画とおもって見てるけど、今回のはもろ白孔雀様!ってかんじ。
ただ、あんなリアル選手はいないっしょw
夢見すぎww
「しっかし、よくここを同室にするよなー」
ホテルのツインルームで、窓際のひとりがけの椅子に座ってひじ掛けに頬杖をついた紀藤が、ふたつのベッドの上を交互に指さす。
翌日の愛媛戦に備えて彼らが前泊しているのは、松山市内にあるホテルだ。
ベッドに転がりながらテレビを見ていた神前が、窓際をふり向いた。
「何が。羽角と逢坂を同室にしといて、同室エピソードを作らせようって魂胆なんだろ」
「悪かったな。俺が韓国語なんて全然できないせいで、ヨンスがあんたと同室の方がいいって言ったん、……言ったんですよ」
いつもは羽角と同室のことが多い江野が、ベッドのふちに腰かけた姿勢で不本意そうな視線を紀藤に向ける。
「俺だって、韓国語はほとんど分かんないぜ。ケンチャナ、ケンチャナ、言っときゃ何とかなるんだ。あと、英語」
「英語も俺、分かんないんで」
眉間にしわを寄せた江野を見て、右に同じくとばかりに神前はへらっ、と笑ってみせた。
「逢坂ってすごいよなー。韓国人ともブラジル人とも、なんかふつうに話してるしさ」
「まあ、あいつのは、九割くらい度胸で、言ってることはほとんど日本語だけどな。──あ、きたぞ、佐賀戦」
紀藤が指さしたテレビのチャンネルは、1部の試合が行われた土曜の夜にあるサッカーのプロリーグ専門の速報番組に入っている。
いつも同室の紀藤と神前は、この番組をいっしょに見ることを前泊の習慣にしていた。
「うちがアウェーってことは、佐賀も今日はアウェーのはずだろ。ゴールを決めたってことは、遠征に行ってるってことか。めずらしいな、北海道なんていちばん遠いのに」
メガネを押し上げた紀藤を、ちらりと江野が見た。
「相手が最下位だからじゃないんですか」
「──ってことは、1部の今季、ホームとアウェーで戦術を使い分けてるから守備重視のアウェー戦にはいつもやつは帯同してない、って説なんだな、おまえの中では?」
「俺の中で、って何ですか」
「膝が悪くて毎試合は出られないとか、いろいろ噂があるらしいぞ。あいつがやたらとチームメイトに接触するのも、実は膝が痛くて寄りかかってるからだとか」
おどろいたように、江野が紀藤を見つめた。
「ほら、ゴールシーン来るぞ」
言われて、江野はテレビに視線を戻す。
「そんなことが、噂に……」
裏話2
ここでモデルにしたシュート、左右を逆にしてますが、とある南米選手がワールドカップで見せたものです。すげえ!と一発で選手の名前をおぼえました。
2014年、その選手が日本に移籍してくるなんて、これを書いてる最中には夢にもおもいませんでしたよ。




