第1章 ~憎しみと愛しさ~
始まりはいつも突然で
一瞬のうちに天国へ行かされるのも
一瞬のうちに地獄へたたき落とされるのも
いつも突然で
僕らの物語はいつから始まったのだろう・・・?
そう、それはとある1つの殺人事件から始まった。
殺されたのは6歳の女の子。
切り傷は無数あり、死体は目の端に写っただけで吐きそうになってしまう。
そんな惨状だった。
殺された女の子の家族。
母、父、そして・・・
兄。
この3人はひどく傷つき、ひどく苦しみ、
ひどく涙した。
そう、
ここからである。
ここから、
物語は始まるのである。
女の子の名前は城田瑞希。
学校に入学したばかりの彼女は、小綺麗で、背中よりも少し大きいランドセルを、嬉しそうに背負っていた。
「見てみて!お兄ちゃん!」
明るい顔でそういう瑞希の顔は、まぶしかった。
しかし。
そのまぶしい笑顔を見せた翌日。
瑞希は死体で発見された。
まるでゴミのように捨ててあったその体は、
無気力にだらんとしていて、目には恐怖の色を浮かべていた。
そして・・・
その場に堕ちていたランドセルには
無数の踏みつけられたあとや斬りつけた跡。
中には、学校でもらってきたプリントと、
「家族の人に感謝しよう」と大きくかかれたメッセージカードが入っていた。
そこには、大きくて、不器用な字で
「お兄ちゃん。いつもありがとう。」
これを見た瞬間から
僕は誓ったのだ。
必ず・・・
必ず・・・
お兄ちゃんが仇を取ってやるからね。
どうも!
初ですね、ここで小説を書くのは・・・
コメントとかもらえると嬉しいです^^
結構むごい話・・になるのかな?
まぁ、ほどほどにがんばります(笑