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愛と創造の女神の加護と呪い

作者: アイ・タカオ

女性を主人公に、異世界転生の短編を書いてみました。


異世界転生の主人公は男女問わず性経験か皆無な人物が多いので主人公の設定を工夫してみました。

 私の名前は、荒井河未紗。


 事故死した私ですが、摩訶不思議な空間で金色に輝く三面六臂の女神様と対面中です。


 女神「選ばれし者よ、貴女を命を与え異世界へ転移させます」


 私「異世界に転移ですか? 転生ではなく」


 最悪の死に方をした私にファンタジー小説の様な事が起こるとは意外でした。


 女神「貴方にはわたくしの加護と祝福を与え、聖女して異世界へ転生して貰います」


 私「聖女ですか。勇者では無く」


 私が聖女して異世界へ転移するのは決定事項で、私には拒否する権利は無い様です。


 女神「聖女しての特殊能力を与え、貴女を乙女に戻し異世界へ転移させます」


 私「人生をやり直すチャンスを与えて頂きありがとうございます」


 女神「貴女を転移させる事はわたくし役目であり、神々の利なる事です」


 私「転移後は、聖女としての役割を果たすべく頑張ります」


 女神「時は訪れました」


 女神の最後の一言を聞いた後は、私の意識は薄れ異世界へ転移しました。


 16歳の汚れなき無き乙女、聖女ミサ・アライカワとして。


 ※ ※ ※


 何故、私が女神選ばれて聖女して異世界に転移したのかは分からないです。


 しかし、私を選んだのは人選を間違えたと思います。


 聖女選ばれる様な清廉潔白な女では、無いのです。


 私が、処女喪失したのは16歳の夏の事でした。


 相手は、母の再婚相手、義父でした。


 義父は女好きて2歳年上の姉にも手出す屑でしたが、セックスに関しては天才的な才がありました。


 初体験で、女の喜びを知り義父との禁断の重ねる度に、私の身体は開発されていくのでした。


 義父は私達姉妹以外にも数人の愛人が、居たようです。


 その事が母にばれ、離婚に成りました。


 幸いな事に、私の禁断の関係は、母には知られていない様でした。


 離婚後は、母と暮らしましたが、女の喜びに目覚めた私は、後戻りする事が出来ませんでした。


 高校では優等生を演じ、その裏で男漁りを続けました。


 男性なら誰にでも股を開く尻軽女。


 其れが私なのです。


 高校卒業後、大学に進学しますが、尻軽は健在です。


 大学のサークルでは、不特定多数の異性と関係を持つサークルに、入会しました。


 サークルの会合では、常に複数の男性とセックスして楽しみました。


 大学卒業後は、中小企業に事務員として就職しました。


 就職後、1年目には、既婚者の上司と愛人関係となり、週に2度程度、逢瀬を楽しんでいました。


 愛人以外に大学時代とのセックスフレンドや居酒屋等で知り合った男達とも一夜限りの逢瀬を楽しんでいました。


 25歳で3歳年上の男性と見合い結婚しました。


 結婚前の異性関係は、清算しましたが、16歳から女の喜びに目覚めた私は、夫1人では満足する事が出来ませんでした。


 夫との夫婦生活に満足出来ない、私は不倫をしました。


 不倫相手は、出会い系サイトで探した男性達です。


 結婚後、常時私には2~3人の不倫相手がいました。


 不特定多数の男性の逢瀬を楽しんでいた、私ですが、欲望に溺れた日々にも終止符が打たれました。


 運命の日、居酒屋で知り合った男とラブホテルで騎乗位で楽しんでる最中、心不全であの世へ旅立ちました。


 享年28歳。


 尻軽、ビッチだった私の人生の幕は閉じられました。


 尻軽で淫乱な女に相応しい最後でした。


 ※ ※ ※


 転移後の身体は、素晴らしいプロポーションを持つ16歳の乙女の身体です。


 21世紀の日本では、グラビアモデルに勝るとも劣らプロポーションです。


 肌は白くムダ毛は下腹部も含め全て処理されています。


 下腹部には私が、女神からの使者である事を示す聖紋が刻みこまれています。


 美貌とこのプロポーションで、男達を誘惑すれば、男達の逢瀬を再び楽しむ事が出来る筈でした。


 女神の大神殿に転生後、聖女しての役目果たしながらも男漁を始めましたが、誰一人として男女関係を結ぶ事は出来ませんでした。


 金髪碧眼のイケメンの聖騎士とも、黒髪長身の庭師とも。


 その他、多数の男性と性的関係を結ぼうとしたのですが、無駄な努力でした。


 16歳の聖女に転生した私ですが、生娘のままです。


 ※ ※ ※


 聖堂に女神に祈りを捧げ、何故、男性と結ばれないかと問いかけると女神の声が、頭の中に聴こえました。


 女神「順調に聖女としての役目を果たしているようですね」


 私「はい、聖女の役目は果たしていますが、何故に男性と結ばれる事は出来ないですか?」


 女神「私の加護を受けて聖女して転移した貴女は運命の人以外とは、決して結ばれる事はありません」


 私「運命の人?」


 女神「運命の人は、勇者と呼ばれ貴女は結婚式の夜に、汚れなき身体を捧げ勇者と結ばれるのです」


 私「何故、尻軽で淫乱な私を聖女に転移させたのですか。私以外にも聖女に相応しい女性が、幾人も居た筈では?」


 女神「わたくしの眼に狂いはありません。貴女は結婚するまでは純潔を守り、結婚後は夫以外の男性には肌を許す事は無いです」


 私「・・・・・」


 女神の言葉は更に続きました。


 女神「わたくしの加護と祝福は何者にも破る事は出来ません。女神の使者である聖女と結ばれるのは、神々が認めた勇者のみです」


 その言葉を最後に女神の気配は消えました。


 ※ ※ ※


 その後、私は女神の大神殿で聖女として暮らし20歳の誕生日に、転生者の勇者と結婚式をあげてその夜に、純潔

 を捧げて結ばれました。


 勇者との初夜に異世界転移後初めて女の喜びを楽しむ事が出来ました。



 勇者との結婚後は女神の強力な加護の為、勇者以外の男性に肌を許す事が出来ない為、夫婦仲も良好でした。


 結婚後は、5人の子宝に恵まれ、聖女の私、ミサ・アライカワは、良妻賢母の鑑として人々に知られ称えられ事になるのでした。


 日本では、16歳で処女喪失以降は、女の喜びに溺れ淫乱で破廉恥な人生を過ごした、私ですが異世界へ転移後は、真逆な人生を送る此処となりました。


 現在の私は、聖女の特殊能力で女神を加護を解析して、純潔封印魔法と貞操守護魔法を研究、開発中です。


 偽りの愛を語り不適切な関係を迫る邪な男達の魔の手から乙女の純潔と人妻の貞操を守護する為に。


 愛と創成の女神の加護と祝福は性に乱れた21世紀の日本から転移した私には呪いに等しいモノでした。


 そして私が研究、開発中の純潔封印魔法と貞操守護魔法も女性を一生を1人の男性に縛り付ける呪いなのかも知れません。


 異世界転移した私は、聖女としての役割を果たすだけです。

誤字、脱字だらけの拙い小説ですが、応援宜しくお願いします。


又、誤字・脱字のご指摘とご感想もお待ちしています。

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