93本目 異世界へのクーポン ~20円引き期限付~
異世界へのクーポン ~20円引き期限付~
著者:仲山凜太郎
Nコード:N8740HZ
形式:短編
現在評価:100pt未満
作品種別:日常系、体験系、提言系
【あらすじ(著者による)】
2022年12月30日。小説の更新を済ませ、初詣用の賽銭45円を準備しようとした私が財布に見たもの。それは今日で期限が切れるクーポンだった。
がーんショック。
使おうと思って財布に入れたが、店に行ったとき定休日でもないのにお休みだったために延期、そのまま使うタイミングがなかったものだ。
「ごめんなさい。クーポンに込めたお店の想い」
頭を下げながらクーポンをゴミ箱へ。そう、このエッセイは使わなかったクーポンに対する私なりの謝罪を書き上げたものなのだ。
日常 クーポン 食べ物 経験 割引 未知への世界(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
「エッセイで『異世界へのクーポン』って何のことだろう?
よくある『ジャンル詐欺系』かな?」
本エッセイを、新着短編の中で見つけたときの感想が、これでした。
そして全く期待せずに読んだ感想が……。
「そうだよ! その通りだよ!! 」
でした。
※『ジャンル詐欺』だったという意味ではありません。
読んでみて、このタイトルにも、しっかりと意味があることがわかりました。
最初から意図を明かしてしまった方が、読者は増えた気はします。ですが、著者の中山氏は『開けてびっくり!』を狙ったのでしょう(違っていたらごめんなさい)。
ですから、私も具体的なことは書けませんので、以下の解説も、ぼかした書き方になるのはお許しください。
まず、それが出される意図についての洞察は、まさに慧眼だと思いました。
確かに、そうでなければ出されるはずがありません。
そして、私が「『ジャンル詐欺』じゃないか?」と疑った『異世界』という言葉。これに関しても、『嘘』とは言えませんでした。
確かに、その世界は、ある意味『異世界』です。
ちなみに、こんな文章を読まされて、モヤモヤしませんか?
モヤモヤの解消は、ぜひエッセイ本編で!




