85本目 「読む」コストの意識。
「読む」コストの意識。
著者:黒鯛の刺身♪
Nコード:N9784HZ
形式:短編
現在評価:100pt以上
作品種別:体験系、提言系
【あらすじ(著者による)】
自分の小説を読んでくれ、という方は多い。
では逆に、読む側から見た時間コストはどれほどなのだろうか?
相手に一体いくら払えば読んでもらえるのだろう。
また、読んでもらった時間的価値とは如何に……。
という、アホなお話 (´・ω・`)
コスト 時給 素人 駄文で埋め尽くそうぜ ブーメラン(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
Twitterを覗いていると、時折、「あなたの作品を読みます」というツイートを目にすることがあります。
大抵のケースでは、読まれるのは凄い競争率になります。どれを読むかの抽選などをしているのを見ると、当たり前のことながら、「みんな自作を読んでほしいんだな」と、強く認識させられます。
作品を公開している人ならば、『自作を人に読ませたい!』という思いは、ほぼほぼ全てがもっていることでしょう。
そのために作者は、上記のようなツイートに乗っかったり、活動報告で宣伝したり、投稿時間を吟味したり、長文タイトルを付けたり、パワーワードを入れたり、と、日々、涙ぐましい努力を重ねているわけです。
本作は、そんな『自作を人に読ませたい!』と思う気持ちに、冷や水を浴びせるものとなっています。
作者は、作品を読んでもらうための工夫は、日々行っています。しかし、読んでくれる読者の立場に立って、そのことを考えたことがあるでしょうか?
読者は自分の時間を削って、作品に目を通してくれています。その貴重な時間の価値は、いったいどれくらいなのか、考えたことがあるでしょうか?
あなたが何かを投稿しているならば、これを読めば、何か思うところがあるはずです。
ネットの先にいる、見ず知らずの読者に対する感謝の念が深まる一作です。