78本目▲ うちのベタ(魚類)から聞いた話
うちのベタ(魚類)から聞いた話
著者:しろ卯
Nコード:N0444HT
形式:短編
現在評価:100pt以上
作品種別:知識系
【あらすじ(著者による)】
夏になると、ビンに入れられて売られている熱帯魚ベタ。
そんなベタの一匹から、聞いた話です。
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【筆者(鶴舞)によるコメント】
皆さんは、『ベタ』という魚を知っているでしょうか?
私は子どもが動物を見るのが好きなので、よく近所のペットショップに連れて行くのですが(※きっと世話ができないので、買いはしない)、ある時、熱帯魚コーナーの一角で、ひれをひらひらさせながら泳ぐ、美しい魚を見つけました。
それが『ベタ』と私の出会いでした。
最初から私は『ベタ』に興味を引かれました。
それは、その美しさもさることながら、10cm角の、水草もエアーポンプも無い小さな水槽に、1匹ずつ入れられて売られている、異様な姿が主な理由でした。
調べてみると、どうやら、『ベタ』は、縄張り意識が大変強いようで、多頭飼いは危険なようです。原産地タイでは『闘魚』と呼ばれ、オス同士を戦わせて遊ぶために飼われるようになったということでした。
そんなこともあって、特に雄同士を一緒にすると命に関わるような戦いを繰り広げるため、水槽を分けて、一匹ずつ展示されていたようです。
また、循環装置もエアーポンプも無い水槽で飼われていたのは、キノボリウオの仲間で、エラブタの中に空気呼吸できる器官があるため、水中の酸素濃度が低くても大丈夫なこと、速い水流は苦手なことが原因のようです。
なるほど、そんな理由があるんだ?
何となく釈然としないものを感じつつも、一応、納得して、日常生活を送っていた私が出会ったのが、このエッセイでした。
著者の『しろ卯』氏が聞いた『ベタ』の言葉。
それを読んで、心の奥を突かれたような衝撃が走りました。
果たして『ベタ』は、どんなことを語ったのか? ぜひ本文でご確認ください。
私は、高村光太郎 作 『ぼろぼろな駝鳥』が思い浮かびました。
※残念ながら、本作は削除されてしまいました。