70本目 解呪
解呪
著者:弓良 十矢 No War
Nコード:N8182HZ
形式:短編
現在評価:100pt以上
作品種別:?
【あらすじ(著者による)】
わたしの祖父は幼い頃、ある集落でイキガミさまとして予言をしていました。
私小説 呪い 祓い(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
節目の70本目はこちらです。
本当は他の作品を予定していたんですが、ねじ込みました(笑)
このエッセイ。エッセイとしては異端の部類にあたります。
さらに、前後の経緯がわからないと、意味不明です。
でも、極上に素晴らしい作品なんです。
ですから、その極上さを、皆さんにもご理解いただくため、どういう経緯を辿って、この『解呪』が現れるに至ったのか、これを簡単にお伝えします。
2022年12月末。とあるエッセイ(?)が投稿されました。既に削除されてしまったそのエッセイ(?)は、『ノンフィクション』を謳っておりました。しかし、その内容は、まるで不幸の手紙のようで、私は「評価に値しない」と考え、『そっとじ』しました。
ところが、どうしたことでしょう。その『不幸の手紙(?)』、何とランキングに入ってる!?
それどころか、それを読んでショックを受けた方の、悲痛なエッセイが投稿されているではありませんか!
これは許せん!!!
……でも年内いっぱいは忙しくて、何かすることはできない!!
しかも、その悲痛なエッセイ、感想受付停止中で感想で励ますこともできない!
遅いかもしれないけど、1月になったら対抗エッセイを書こう!
そう思っていた年末、12月29日に投稿されたのが、弓良さんの『意味不明なエッセイを見付けたので論破(笑)する(N7707HZ)』でした。
これを読んで、
「論・破・完・了。決着したな! 弓良さんありがとうございました!!」
そう思った私は、安心(笑)して新年の準備に入ったのでした。
でも、それで終わりじゃダメだったんです……。
たしかに、件の作者(※退会済み)に対する反論は、これで完了です。
しかし、読んでショックを受けた方、信じてしまった方へのフォローは完全とは言えません。
だからこそ、この『解呪』なんです。
エッセイとは思えない、不幸の手紙のような作品を投稿をした人に対する皮肉として、こんなに気の利いた作品はありません。
読んで嫌な思いをした方や、信じて絶望的な思いを抱いた方にとって、こんなに安心できる作品はありません。
一見、『エッセイ』には見えない作品ではありますが、このような経緯があるからこそ、私はこの作品を強く推します。
もし、あなたが、今後、人を呪うような言動・文章に出会ったとき、ぜひ、この『解呪』を思い出してください。