60本目▲ アダルト広告は排除して欲しいという切なる願い!
アダルト広告は排除して欲しいという切なる願い!
著者:椎名ユズキ
Nコード:N8111HP
形式:短編
※短編としては削除され、現在はエッセイ集の中にまとめられています。
現在評価:7,000pt以上(※削除前)
作品種別:提言系
【あらすじ(著者による)】
「小説家になろう」アダルト広告多すぎ問題に斬り込んでみました!
アダルト広告は 要らない ノクターンに 移動して欲しい 健全な広告を 見たいのです!(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
2022年の春。『なろう』の画面は、とても肌色率が高かったです。
きっと、多くの人が思っていたことでしょう。
「なぜ、運営さんは、投稿される作品にはあんなに厳しく対応するのに、広告には何も言わないんだろう?」と。
※ブロックアプリ等を入れて予防していた人は別です。
でも、声を上げる方は、ほとんどいらっしゃらなかった。
なぜなら、多くの方が『広告は利用者の動向に連動する』と、思っていたからです。
声を上げたとしても、「お前がエロいからだ!」って言われるだけだと諦めてた。もしくは、「こんなエロい広告ばっかり出てくるなんて、俺、とんでもなくエロかったんだ~」って一人悶々と苦悩してた。そんな状況だったのではないでしょうか。
そんな中、登場した作品が、この『アダルト広告は排除して欲しいという切なる願い!』です。
私は、汚名を着せられるリスクを冒してまで声を上げてくださった、著者の『椎名ユズキ』氏に深く感謝しております。
そして、私と同じような感想を持った方は多かったに違いありません。
ご存知の方も多いかと思いますが、圧倒的な支持と、多くの共感を得たこの作品は、エッセイの年間1位に駆け上がります(※2023.1.4現在2位)。
いかに多くの方が同じ悩みを抱えていたのかが窺えます。
さらに、感想欄では支持や共感はもとより、「アダルト広告を表示させない具体的な方法」「『アダルト広告≠ユーザー自身のエロさ』を証明する記事の報告」等、椎名氏をフォローする意見が多く出されました。
そして、きっと、この作品が運営さんを動かしたんでしょう。2022年の夏頃、明らかにアダルト広告が減りました。
『エッセイが運営さんを動かした』
これは希有な例です。
私は、以前、「エッセイを書いても、どうせ何も変わらない」「エッセイで意見表明するよりも、運営さんにDMした方が、伝わりやすい」等という話を聞いたことがあります。
ですから、今回も何も起こらないのではないかと、半ば諦めていました。
しかし、本作の投稿によって、明らかな変化が見られたのです。
本作は「読者が本気になって動けば運営さんも動かすことができる」ということを示しました。その点でも非常に画期的な作品だったと言ってよいでしょう。
ただ、2023年1月現在、『はせ』氏の『学生から見たアダルト広告問題について(N6755HZ)』が月間1位にランクインしていることからも明らかなように、最近またアダルト広告が目にだってきたように感じます。
きっと、いたちごっこになってしまうのでしょうが、今後も、椎名さんや、はせさんのように、声を上げ続けていくことが重要だと思います。
声を上げ、共感を集めれば、運営さんも動く。これは既に証明されているのですから。
※年間1位を争うような共感を得た本作ですが、現在は『エッセイ集』として連載の形にまとめられたようです。表紙のランキングタグにリンクを貼りましたので、興味のある方は読みに行ってください。
追記:残念ながら、筆者の『椎名ユズキ』氏は、『なろう』を退会されてしまいました。本作も退会に伴い削除されております。