48本目 商業的に失敗した作品が、Webで少しでも更新される方法を考察する~読者ファーストは、小説家になろうを発展させるのか?~
商業的に失敗した作品が、Webで少しでも更新される方法を考察する~読者ファーストは、小説家になろうを発展させるのか?~
著者:長谷川凸蔵
Nコード:N2364HG
形式:短編
現在評価:500pt以上
作品種別:提言系
【あらすじ(著者による)】
読者ファーストを続ける事に、サイトの未来はあるのか? みたいな話。
読者ファースト 作家ファースト(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
以前、「書籍化されても完結するまでは買わない」と主張する某エッセイが投稿されたことがあります。
ちょうどエッセイが低調だった時期の投稿と言うこともあってか、日間の表紙に引っかかるぐらいのレベルの支持は受けていたように覚えています(※大きく支持を得ることはありませんでしたが……)。
私は、某エッセイを読んで思いました。
「お前らの仕業かっっっっ!!!!!!!
お前らみたいな奴がいるから、『N』先生の『●●●●●●●。●●●●●。』や『T』先生の『●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●』が途中で打ち切られるんじゃ!!!!
なあ、両作品ともちゃんと最後まで連載続けて完結したぞ! 今から買えよ! もう絶版になっちゃったけどな(泣) 古本屋じゃなく新刊だからな!!!!!!!!!」
……失礼しました。ちょっとエキサイトしてしまいました。
なお、私は、当該エッセイの感想欄に反論を書いておりません。なぜなら、私の『なろう』における信念の1つが『評価なくして感想無し』だからです。
でも、正直、この時は悔しかったです。何度、自分への戒めを破って、長文の反論を書いてやろうと思ったことか!
あ、色々な考え方の人がいますので、こんなエッセイが投稿されたことはいいんです。悔しかったのは、賛同して感想を書き、評価までしている方が複数いらっしゃったことです。
あの時は、指をくわえて見ているしかありませんでした。それが何とも悔しくて!
※今なら、敢然と反論エッセイ書くんですけどね(笑)
さて、前置きが長くなりましたが、「書籍化されても完結するまでは買わない」と主張するエッセイに賛同なさって、評価したり、肯定的な感想を書いたりした方に、ぜひ読んでいただきたいのが、『長谷川凸蔵』氏の、この作品です。
ちなみに、長谷川氏のエッセイは、『なろう』の今後の発展性に関する問題提起が主題で、決して、本を買わない読者や、続きを書かない(書く)作者を批判しているわけではありません。
しかし、『なろう』の現実と作者の心理についての記述は、これ以上無く的を射ていると思います。
というか、ここまで深掘りした作品は貴重です。
なお、今後の『なろう』の目指すべき方向についての提案もなされているのですが、こちらは、実現するのは少々厳しそうです(※別の方のエッセイで厳しい理由が挙げられています。このエッセイについてもいつか紹介すると思います)。
未だ、インセンティブを付けていない(※将来的に付く可能性が無いとは言えませんが……)『小説家になろう』。その『なろう』の今後の発展のために、我々はどうすべきなのか、このエッセイを読んで、皆さんも考えていただきたい。そんな作品です。