44本目 給食のおばちゃんを左端から抱きしめていきたい。
給食のおばちゃんを左端から抱きしめていきたい。
著者:江古左だり
Nコード:N4444HD
形式:短編
現在評価:500pt以上
作品種別:日常系
【あらすじ(著者による)】
夏休みは憂鬱だし、給食のおばちゃんを左端から抱きしめたい母の話。
日常 女主人公 和風 現代 夏休み辛い! 3食考えるの無理! マックは福祉施設! ウーバーイーツには 頼れない! マーマーイーツ 毎日出動! 唐揚げは 飲み物じゃない!(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
給食、私はもう何年も食べていませんが、皆さんはどんな思い出がありますか?
良い思い出、苦い思い出、色々と思い出すことがあるのではないでしょうか。
中には「まだ食べてるよ」っていう方も、いらっしゃるかもしれません。
昔は、冷めていたり、味気なかったり、異物の混入があったりといった、問題も多かった学校給食。現在は、給食センター方式でも、保温食缶の整備によって、温かい状態で提供できるようになったり、場所によってはデザートにハーゲン○ッツが出されたりと、劇的な進化を遂げているようです。
そして、昔から変わらぬ給食の良さ。それが、栄養バランスに配慮した食事を、ごく低額(※場所によっては無料)で提供してくれる点です。
これは、常食する子どもたちにとってはもちろん、子を持つ親にとってみても神のごとき行いです。
「そんなの行政サービスとして当たり前だろ!」
なんて思った方。実は、全ての小中学校で給食を実施しているかといったら、そうではないんですよ。
実際、筆者(鶴舞)が教育実習を行った某附属中学校(※国立)では、「子どもと親のコミュニケーションという観点から、昼食は弁当にすべきである(※うろ覚え)」という意図で、給食がありませんでした。
そんなこんなで、現代でも、いろんな理由で給食のない学校はあるんです。
本作では、給食のありがたみを知ることができます。と、同時に、弁当を作っている人の苦労を知ることができます。
学生など、給食の恩恵を受けている人、普段から誰かに弁当を作ってもらっている人には、ぜひ読んでほしい一作です。