35本目 日本で生まれ、世界の海洋汚染の進行を食い止めた革命的な船底塗料
日本で生まれ、世界の海洋汚染の進行を食い止めた革命的な船底塗料
著者:御代出 実葉
Nコード:N5791EI
形式:短編
現在評価:1,000pt以上
作品種別:知識系
【あらすじ(著者による)】
船底塗料。 それは船の性能を左右する非常に重要な存在なのだが、なんかさして重要なものだと思われていない。
この話をみた皆さんはきっとこれが船舶においてどれだけ重要な位置を占めるか知ることになるだろう。
「そういえば最近の船ってフジツボとか全然ついてなくね!?」ってな理由は1990年代に日本国が開発した凄い代物の影響だったんだよ!
船体塗料 1号特許 特許 高橋是清 環境ホルモン 工業材料 工業技術 塗装技術(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
皆さん、問題です。
①日本の特許第1号は何か、ご存じでしょうか?
②当時の特許局の担当者は誰か、ご存じでしょうか?
③特許第1号と同日に登録された特許は、全部で8件あります。他の7件ではなく、なぜ、これが1号特許として登録されたのでしょうか?(※早い者勝ちではありません)
答えは全てエッセイの中にあります。
読んでいただければわかります。
基礎研究の意義と、継続することの重要性、日本人としての誇りを強く感じた作品です。
ここで、著者の『御代出 実葉』氏の言を引用します。
『「なぜプロジェクトXで取り上げなかったのだろう」と思うような代物だ。』
興味のある方はぜひ!
著者の『御代出 実葉』氏は、特許等に関わる職業に就いており、その知識を生かした、技術系・特許系のエッセイにおいて、『なろう』では右に出る者がいないほどの方です。
どのエッセイにおいても、その内容を大変詳しく説明してくださっています。そんなこともあって、御代出氏の作品は、10,000字を超えるものも決して珍しくないのですが、本作は6,000字ちょっと。比較的取り付きやすい文量(?)です。『御代出 実葉』入門作として、いかがでしょうか?