23本目 ゲル化剤を用いた巨大プリン製作についての考察―有限要素法によるバケツプリンの自重崩壊を起こすき裂発生点の同定―
ゲル化剤を用いた巨大プリン製作についての考察―有限要素法によるバケツプリンの自重崩壊を起こすき裂発生点の同定―
著者:ひょうたんふくろう
Nコード:N0406DU
形式:連載作品 ※完結済(全10部分)
現在評価:500pt以上
作品種別:体験系、How to(?)
【あらすじ(著者による)】
現在、様々な分野で節約に対する取り組みが行われている。中でも食費においては、嗜好品の出費を抑える試みが検討されており、自分で嗜好品であるおやつを制作する手法が注目されている。本稿ではおやつとして最もメジャーであるプリンに着目し、コストパフォーマンスが良く、夢の溢れるバケツプリンについて述べた。バケツプリンはその自重によって崩壊することが後を絶たない。本研究ではバケツプリンを有限要素解析し、実際に調理したバケツプリンの形状と比較することで、バケツプリンの自重による崩壊を引き起こすき裂の発生点について検討した。▲▽▲▽▲▽▲▽ Currently, efforts on saving are done in various fields. Especially in food expenses, attempts to reduce expenditure on luxury goods are under consideration, and attention is being paid to a method for cooking sweet on our own.This paper descrived, focus on the pudding which is the most major as a sweet, and mention to the bucket pudding with good cost performance and full of dreams. The case that bucket pudding callapse due to its own weight is never ending. In this study, we investigated the crack initiation point which cause the collapse of the bucket pudding due to its own weight by finite element analysis of bucket pudding and comparing it with the shape of bucket pudding actually cooked.
バケツプリン 自重崩壊 き裂発生点同定 有限要素法 調理実験 理系 お菓子 概要集 報告書 論文(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
皆さんは、幼少期に、でっかいデザートって憧れませんでしたか?
真の究極は、『ヘンゼルとグレーテル』に出てくる、『お菓子の家』なんでしょうけど……。ただ、アレは現実問題、「雨が……」とか「虫が……」といった懸念が多すぎて、子どもながらも「無理だろうな」とは思ってました。
では、『子どもの夢』で終わらない、究極のビックデザートとは何か?
その1つの答が、『バケツプリン』です!
給食で、○ーゲンダッツサイズのプリンをちまちま食べながら、「今日に限って、何で誰も休まないだろう?」「ケチケチしないで、もっとでっかいのを出してくれればいいのに!」「ああ! 一度で良いから丼いっぱいのプリンを食べてみたい!」。などど妄想を抱いていた私にとって、『バケツプリン』はあこがれの的でした。
しかし、『バケツプリン』。当然そんなものは売っていません。ですから、食べようと思ったら自分で作るしかないのですが、そこには色々と壁があります。
食材の分量は? 作ったはいいけど崩壊するのでは? etc……。
そんな夢の『バケツプリン』。実際に作った記録が本作です。
さらに、言うならば、こちら、ただの記録ではありません。ページを開けば、あなたはその重厚さに、度肝を抜かれることになるでしょう。
中には、見た瞬間、『ものすごく専門的な話』のように感じ、読むのを投げ出してしまいたくなる方も出るかもしれません。
そんな方は一度、原点に戻って考えてみてください。「このエッセイ、いったい何が書いてあるんだっけ?」って。
詳しい記載は避けますが、簡単なことを、わざと難しく表現する。この理系の悪ノリ!
私には「素晴らしい!!」以外の言葉が見当たりませんでした。