138本目 標高2400m、星屑と宝石箱の世界へようこそ! 夜景と星空の記憶
標高2400m、星屑と宝石箱の世界へようこそ! 夜景と星空の記憶
著者:池畑瑠七
Nコード:N0261IL
形式:短編
現在評価:100pt未満
作品種別:体験系、日常系
【あらすじ(著者による)】
むかし夜景をよく、見に行った。日本一の山から眺めるそれは、未だにあれを越えるものはないと確信してる位の、圧倒的な美しさ、雄大さだった。
その景色の中で幼い自分がひときわ惹きつけられたものが、「虫」みたいな動きをしている不思議な光の線。その正体は意外なモノ、だった。
今宵は中秋の名月、ハーベストムーン。美しい満月に寄せて。
日常 私小説 ホームドラマ 夜景 宝石箱 星空 ドライブ 雲海 煌めき 星屑 感動 思い出 父 おたのしみ 中秋の名月(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
私(※鶴舞)は、これまで106本目『風に百日紅(N1512HE)』、116本目『迷子の果てに見た神秘(N5879JL)』と、素晴らしい風景を取り上げたエッセイを2本紹介しました。
今回取り上げる作品も、極上の風景が描かれています。
ただ、これまで紹介した2本のエッセイは、写真を添えることで美しさを一段と際立たせておりました。しかし、本作は違います。写真は一切なし。文章のみで勝負をかけているのです。
ここまで読んで、
「文章だけで本当に伝わるの?」
このような疑問をもった方も多いのではないでしょうか?
断言しましょう。必ず伝わります!
あ、「鶴舞もその光景を見た経験があるから伝わってるだけじゃね?」と考えた方。申しわけございません。私は今まで一切その光景を見た経験はありません(※動画を含む)。
でも、それでも。ここに描かれた光景の美しさは文章から完全に想像できるんです!
これって凄いことだと思います。
で、完全に想像できちゃうってことは、読み手としては機会があれば一度は生で見てみたい……。いや、そんなもんじゃないですね。
「見たいーーー!」ってなるんです。
が、著者の『池畑瑠七』氏が頻繁に訪れていた頃と比べると、現在は金銭面や法令面で色々と制約が厳しくなってしまいました。
その結果、特に時間的な制約で、この光景、昔ほど簡単には見られなくなっています。
これが読む者に羨望をもたらすとともに、『池畑』氏の体験をより貴重な物にしています。
皆さんもその貴重な体験の一端を味わってはみませんか?
羨望や渇望を抑えねばならないのを覚悟の上で。
なお、以前に紹介した2本に比べて遅れた理由は、『足音~冬の朝、陽だまりに聴く(N3427JX)』のシリーズと、どちらを紹介するか迷いまくっていたためです。
著者の思いが溢れていて、こちらのシリーズもオススメです!
次話は、お作法について、色々と考えさせられるエッセイを紹介します。




