132本目 母子手帳が私を泣かせた
母子手帳が私を泣かせた
著者:なつのあゆみ(COOLNUTS)
Nコード:N5175HG
形式:短編
現在評価:100pt以上
作品種別:体験系
【あらすじ(著者による)】
2歳で両親が離婚。実の母を知らない私は母子健康手帳で実の母を知る。
体験談 家族(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
実は本作も、第1期で紹介しようとして、私の筆力では上手く言葉にまとめることができず、泣く泣く選外にした作品です。
ただ、エッセイ紹介なのに本作を紹介しないのは、間違いなく手落ちになります。
上手くまとめられたかは微妙ですが、お読みいただければ幸いです。
というか、私の拙い文章なんか読まないでもいいので、下のランキングタグから直接読みに行っていただいても結構です。
さて、この作品の著者である『なつのあゆみ(COOLNUTS)』氏は父子家庭に育ちました。理由は、あらすじにもあるとおり、著者が2歳の時に御両親が離婚なさったからです。
物心つく前に別れ、それ以来一度も会ったことのない母親。その実像を求めて父親や『育ての親』とも言うべき父方の祖母から話を聞くも、語ってくれる相手は離婚に関わった当事者です。耳に入ってくる話は、それぞれにバイアスがかかっていて、なかなか実情が掴めません。
そんな時、祖母から手渡されたのが、『なつのあゆみ(COOLNUTS)』氏本人の母子手帳でした。
数十年かかって母親の痕跡にたどりついた著者。
そして、その母子手帳に書かれていた内容とは?
涙無しには読めない作品。紛う事なき名作です。
次話は、ちょっと不思議な、そして貴重な体験談を御紹介。あの動物好きには垂涎のエピソードかもしれません。




