128本目 私が車にダンボールとタオルを積む理由
私が車にダンボールとタオルを積む理由
著者:黒井 猫
Nコード:N9477GV
形式:短編
現在評価:100pt未満
作品種別:体験系
【あらすじ(著者による)】
力の入らない猫の体は、想像以上に不安定でした。猫好きによる、出会ってしまった見知らぬ猫への後悔と、いつか出会うかもしれない見知らぬ猫への備えの話。
私小説 猫(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
著者の『黒井 猫』氏の『なろう』への投稿数は3本。しかも、その3本は全てエッセイです。
なお、最もポイントを稼ぎ出した作品は『人間の腐った臭いについて——隣の部屋から腐乱死体が出た話——』(N4466EG)という、タイトルだけ見ても『衝撃的』としか言いようのないものです。こちら、投稿は2017年と古いのですが、その衝撃的な内容もあってか、今でも時折ランキングに打ち上がってきますので、もしかすると目にした方もいらっしゃるかもしれません。
それに対して、今回紹介する『私が車にダンボールとタオルを積む理由』は、評価的には『人間の~』の1/10以下という“埋もれた”状態……。と、言うか、『黒井』氏の作品中最低評価でしかありません。
しかし、「内容も薄いのか?」といえば、決してそんなことはありません。エッセイの核となる『体験』部分は相当に衝撃的ですし、『体験』から導き出された『黒井』氏の『意見』も素晴らしい。なんでこの程度の評価しかされていないのか不思議なくらい、私としては共感できる内容でした。
タイトル、あらすじ、キーワード、本作の場合は『著者名』からも内容が想像出来てしまうと思いますので、あえて詳しい内容には触れません。実際に読んで皆さん自身の目でお確かめください。
その手の話が苦手でなければ、読んで得られる物は相当大きいはずです。
ちなみに、著者の『黒井 猫』氏は、かなり寡作な方で、投稿ペースは2~3年に1本。おそらくは、何か珍しい体験をするのを待って投稿なさっているのだと思います。
そして、前回の投稿は2022年(※『G』の話でした。こちらもかなり衝撃的な内容です)。
ですから、「そろそろ『黒井 猫』氏の新作が投稿されるかも!?』こんなことを頭の隅に置きながら、私は毎日新作短編エッセイを漁っているのです。
次話は、最近なにかと話題(?)になっている「不正行為」に関連した体験エッセイを紹介します(※ただし直近の件に関する話ではありません)。




