125本目 死ぬほど痛い? 否! 死なない程度に痛いのだ!
死ぬほど痛い? 否! 死なない程度に痛いのだ!
著者:松岡良佑
Nコード:N0087JQ
形式:連載作品 ※完結済(全28部分)
現在評価:100pt未満
作品種別:体験系
※ヒューマンドラマジャンルへの投稿
【あらすじ(著者による)】
前代未聞の痛みと戦う男の、血と汗と涙の物語。
シリアス 男主人公 現代 日常 私小説 極めて痛い描写あり(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
本作は『信長Take3』で第11回ネット小説大賞に入賞を果たした『松岡良祐』氏が、歯周炎により命の危険に晒された時のことを書いた作品です。
御本人は「フィクションである!」と力説なさっていますが、「意識が朦朧としていて医者の話を良く覚えていない部分などを想像して補った」とのことですので、立派に『エッセイとして成り立っている』と言って良いでしょう。
※エッセイはノンフィクションと違い、多少内容を誇張しても問題ないです。
残念ながら『異世界ざまぁ』作品が跳梁跋扈するヒューマンドラマジャンルへの投稿でしたので、ほとんど顧みられることもなく、新作の洪水に流されてしまいました。しかし、この実録ドラマが、知られないのは大いなる損失である。私はそのように考えますので、ここに紹介いたします。
まず、以下の表現を御覧ください。
これは、各話の冒頭に上げられている【痛み、苦しみレベル】の目安です。
★1=深爪、引っかき傷
★2=歯が染みる(虫歯C2レベル)、どこかに体をぶつけた、風邪
★3=虫歯(虫歯C3レベル)、捻挫、骨のヒビ、インフルエンザ、乗り物酔い
★4=骨折、麻酔無しの縫合、骨を折りながら殴る、帯状疱疹、バット折失敗
★5=新型コロナ、全身麻酔が切れた手術後、ギックリ腰、金的攻撃
これを見た後、各話のタイトルを御覧ください。
『第5話 痛みレベル:★★★★★★』
「おいおい、『金的攻撃』超えとるやん!(笑)」このように考えた方、まだ甘いです。
『第9話 痛みレベル:★★★★★★★★★★★』
驚異の★11です。しかも、この状況、延々と『第14話』まで続きます。
「はは~ん。さては『松岡良祐』さん、痛みに弱いんだな!」
こう考えた方の為に、第1話から本文を引用します。
『空手の稽古や組手で、ブン殴られても、蹴り飛ばされても笑顔で反撃するのが信条。
試合では、骨折しながらも制限時間まで戦い抜いたのがこの松岡だ。』
骨折しながら空手の試合を戦える人が痛みに弱いわけありませんよね?
その『松岡良祐』氏が耐えがたいような痛みとはどんなものか?
ぜひ、皆さん自身の目でお確かめください。
なお、本作は全28話もある連載作品ですが、1話辺りの文字数は少なめになっていますので、サクサク読み進めることが出来ます。また、ネトコン入賞の筆力は伊達ではありません。気付けば「もう1話、もう1話」と読み進めてしまうことでしょう。
※痛い話が苦手な方にはオススメできませんが……。
なお、私(※鶴舞)は『死ぬほど痛い』という表現が、自分の中で浅い物になってしまったぐらいの衝撃を受けました。
次話は、『癒やし』をテーマにした驚愕体験を御紹介。




