120本目 ぼくの青春はチュピくん伝説
ぼくの青春はチュピくん伝説
著者:ながざっぷ
Nコード:N9951IW
形式:連載作品 ※完結済(全20部分)
現在評価:100pt未満
作品種別:日常系
【あらすじ(著者による)】
2003年に中学校へ入学したチビで気弱な主人公が「少林寺拳法」と「チュピくん」に出会い人生が変わっていく話です。ほぼ実話です。
ほのぼの 学園 現代 日常 青春 少林寺拳法 部活 エッセイ(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
皆さん御存知の通り、2025年現在、『なろう』のエッセイランキングは、ほぼ短編作品によって占められています。
不動のトップである「読み専が紹介する『なろうお気に入り作品』」(N5553DX)を始め、累計ランキングには5作、連載作品が登場しています。しかし、これは、全て2020年以前に連載の始まった作品で、ここ1年間で見れば、1,000ptを超えた作品は23本あるのに、そのうち連載はたったの3本(※しかも全て作品紹介系)でした。
原因の追究はしませんが、最近の連載エッセイの退潮ぶりは目を覆わんばかりなのは、紛れもない事実です。
では、最近になって、作品の質が落ちてきたのかというと、決してそんなことはありません。皆さんも、更新された連載作品を隅々まで見渡せば、そのまま本屋で販売されていても不思議には思わないレベルの作品に幾つも出会うことが出来るでしょう。
さて、皆さんは疑問に思いませんか?
Q:なんで、素晴らしい作品があるのに、みんな見つけられないの?
A:更新される作品が多すぎて、フォローが追いつかないから!
実は、1日に投稿される作品数は、短編よりも連載の方が多いのです。筆者(※鶴舞)は、もう3年近く『投稿される短編エッセイ全部読む』なんてアタオカなこと続けていますが、これを『エッセイ全部読む』には出来ませんでした。1日20~30本投稿される短編に対し、連載はその3倍~5倍は投稿されているからです。
当たり前ですが、全部が素晴らしいかというと……。
そんなわけで、連載エッセイを読み漁るのは、金の鉱脈を掘るようなもので、読み進めれば、とんでもないお宝に巡り会う可能性を秘めているのです。
……玉石混淆とはよく言ったもので、石がいっぱい出てきますけどね(笑)
今回紹介する『ぼくの青春はチュピくん伝説』も、そんな玉の1つです。私はある方から紹介されたのですが、あまりの面白さに、連載途中だった十数話を一気読みでした。
ある方が活動報告で取り上げ、別の方がレビューを書き、と、読んだ方からは高い評価を得ている本作ですが、残念なことに、まだ、評価は100ptにも届きません。こういう作品が真に『埋もれた名作』なのだと私は思います。
前置きが長くなりましたが、そろそろ内容の紹介に移ります。
本作は、著者の中学校入学から卒業までを描いた作品です。
著者の『ながさっぷ』(武田?)氏は、とある中高一貫の私立中学校に在籍していました。お話は、主人公が偶然隣の席になった松井くん(通称:まっつん)と一緒に部活動の見学に行くところから始まります。
そして、『まっつん』に懇願されて見学に行くことになった少林寺拳法部の見学で出会ったのが、タイトルにもある『チュピくん(※通称)』でした。
チュピくんは中1にして身長175cmを超える長身で、初っ端からかなり印象に残る登場の仕方をします。そして、よくよく見ればなかなかのイケメンです。
しかし、彼は只者ではありませんでした。
行動も思考も、想像の遥か斜め上を行く『チュピくん』。彼の言動に呆れ、笑い、そして、救われながら成長していった、『ながさっぷ』氏。その中学3年間を、皆様もお楽しみください。
次話は、とあるジャンルの小説を書くための極意(?)を伝える作品を御紹介。作者の半分は必見! もう半分は決して見てはいけません!! 読む人を選ぶ作品です。




