116本目 迷子の果てに見た神秘
迷子の果てに見た神秘
著者:迷子の化け猫
Nコード:N5879JL
形式:短編
現在評価:100pt以上
作品種別:日常系
【あらすじ(著者による)】
写真付きエッセイです
ほのぼの 現代 日常(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
本作ですが、まず、タイトルを見ただけでは何の話やらさっぱり分かりません。そして、あらすじを読んでも、その謎は深まるばかりです。さらに、著者のPNが『迷子の化け猫』です。
「投稿場所をミスったか、実話系の怪談話なんじゃないか?」
こう考えて敬遠してしまった人もいらっしゃるかもしれません。
私自身、『新作短編エッセイ全部読む!』なんて酔狂(笑)なことをしていなければ、スルーしていたことでしょう。
しかし、目を通して私が思ったことは「騙された!!」(※良い意味で)でした。
いや~、新作短編エッセイ全部読んでよかった! 『玉石混交』って言いますが、時々こういう『玉』との出会いがあるんで、エッセイ読みは止められませんねぇ。
さて、肝心の内容ですが、一言で言うと『道を間違えた先で見た物について書いたエッセイ』です。
道を間違えたら、焦ったりイライラしたりするのが常でしょう。しかし、本作からはそのような負の感情は一切見えません。逆に、幼少期に近所の野山に探検に出かけた時のようなワクワク感が、「これでもか!」と言うほど伝わってくるのです。
加えて、添えられた写真がまた素晴らしい! 特に1枚目は、「ホントにそのとおり!」としか言いようがありませんでした。
タイトルやあらすじなど、表面に見えるところで敬遠してしまった皆さん。あなた方はかなり損をしていますよ。
ぜひ、あなたも一緒にこの“神秘”を体験してみませんか?
次話は、無いに越したことはないけれど、万が一の時にはとても役立つ体験談を御紹介。私は、タイトルの秀逸さにも感心しきりでした。




