111本目 弱った心にメープルシロップかけて
弱った心にメープルシロップかけて
著者:ひだまりのねこ
Nコード:N8402JW
形式:短編
現在評価:100pt以上
作品種別:提言系
【あらすじ(著者による)】
皆さま、頑張り過ぎてませんか? 苦しくなってませんか?
悪いことではないですけれど、頑張り過ぎて動けなくなったら意味がないでしょ?
そんな真面目で愛すべき頑張り屋さんに私が教えてあげますね。
自分を甘やかす魔法を。
限界 辞める 自己嫌悪 疲れた 続ける方法 絶望 仲間 交流疲れ(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
今年は、私が『なろう』のアカウントを取って9年目、投稿を始めて5年目にあたります。その間、色々な出来事がありました。
書いて・交流して、が楽しくて、毎日睡眠時間を削って書き続けたこともありましたし、書いたエッセイがプチ炎上し、人格を否定するような内容の感想に精神を削られた時、投稿仲間の一言に救われたこともありました。
一昨年、睡眠不足とカフェインの摂りすぎが原因で体調を崩して以降は、自分の体と相談しながら無理をしない範囲で『なろう』に接していますが、がむしゃらになって書き、寝る間も惜しんで交流していた、あの仲間たちとの思い出は、今でも心の宝物です。
しかし、あの時出会った仲間たちが、「現在も全員健在か?」といえば、残念ながらそうではありません。
自ら退会なさった方。運営さんに垢BANされてしまった方。別のサイトに移籍された方。活動を縮小された方……。
彼ら彼女らに何が起こったのかは分かりません。リアルで退っ引きならない事情があったのか? 疲れ果ててしまったのか? それとも、情熱が失われてしまったのか……。
そんな彼ら彼女らに、読ませてあげたい。そして、今、リアルタイムで苦しい思いをしている人、そんな人にも読んでもらいたい。それが本作『弱った心にメープルシロップかけて』です。
『ひだまりのねこ』氏と私は活動時期が被ります(※と、言うか、私は仲間だと思っています)。ですから、前半部は自分の体験と重なる部分も多く、頷きつつも胸が締め付けられる思いもありました。しかし、後半部を読んで、その苦しさは一気に霧散し、救われた思いになりました。
『ひだまりのねこ』氏の作品を取り上げるのは2回目です。私は今回、初めて1人1作の戒めを破ります。
本作には、それだけの価値があります。
次話は、幼少期の思い出の品について考えた作品を紹介します。




