106本目 風に百日紅
今日は短め。
風に百日紅
著者:昼咲月見草
Nコード:N1512HE
形式:短編
現在評価:100pt以上
作品種別:日常系
【あらすじ(著者による)】
百日紅の花に香りがあるのだとは、この年になるまで知らずにいた。
だがその香りは盛りを過ぎていたのか、風に紛れて捉えがたく、優しい印象だけを残して消えてしまう。そしてそれは、どこか儚い。
百日紅 風 花の香り 晩夏 別れの言葉じゃない(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
こちらは、4年前の夏、私(鶴舞)が『なろう』への投稿を始めた直後に出会った作品です。
当時のエッセイジャンルは、色々な方々が、ランキング論や評価論、ブロック論やらといった己の考えを声高に主張なさる場面がよく見られました。よく言えば『活気がある』、悪く言えば『殺伐とした』、ある意味戦場のような場所だったと記憶しています。
そのような中、『風に百日紅』などと言う、ちょっと詩的で、殺伐とした『なろう』エッセイとは一線を画すタイトルを目にした私は、興味本位でちょっと覗いてみることに。
衝撃を受けました。
これぞ、本来の随筆です。
たった639文字に写真が1枚入っただけ。しかし、そこには必要な物が全て揃っていました。
私の拙い言葉では、説明なんか出来ません。ですから、
「読め。そして、感じろ」
とだけ。
次話は、また『リアル○○』な話を御紹介。私は筆者の神対応に感心しきりでした。