99本目 感想で作者に筆を折らせた方、楽しかったですか?
感想で作者に筆を折らせた方、楽しかったですか?
著者:静
Nコード:N2056EC
形式:短編
現在評価:9,000pt以上
作品種別:提言系
【あらすじ(著者による)】
感想や感想欄に思うところがあって綴りました。あなたは、作者がどう思うか、それを目にした人がどう感じるか考えた上で書いていますか?覚悟、できてますか?何の覚悟か、それは―――。
追記 表現の自由とは良いものの筈なのですが、それを免罪符として、負の表現がエスカレートしないよう、願うばかりです。
*感想欄は、返信の時間を取れる時に、不定期に受付再開しています。
*レビューを書いてくださった方がいました。申し訳ありません、遅くなりましたが、ありがとうございます。
*感想欄にて、多彩なご感想・ご意見をいただいておりますので、読んでいただくとエッセイ本文より得るものがあるかもしれません。あなたは、どう思いますか?
一部、厳しい意見含む 感想 感想欄 想像力の欠如 荒らしの愉快犯よりも 恐ろしいのは 正しさを疑わない 攻撃的な感想を書く人 ? 個人的意見 批判 否定 誹謗中傷(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
作者にとって、自作に感想をいただくのは、基本的にとても嬉しいものです。
そもそも、感想自体が貴重です。
エッセイを書いていると、それなりに評価の付いた作品には感想が来るのが当たり前のような気になってしまいますが、ハイファンタジーや異世界恋愛といったメジャーなジャンルでは、なかなかそうはいきません。
そんな貴重な感想です。「おもしろかった」とか「次回が楽しみ」とかいった感想をいただけば、作者は嬉しさで、自ずと筆が進むことでしょう。
私自身、喜びのあまり、思わず予定になかった閑話を書いてしまったり、関連するエッセイを投稿してしまったりした経験があります(笑)。
しかし、感想欄に書かれるのは、肯定的な感想だけではありません。
疑問を呈するもの、否定的なものが書かれることもあります。
私自身、「頭が悪い」とか、「茶番乙」とか、「あなたの話は善意の皮を被った何かだ」とか書かれたことがありますが、頑張って設定から何から考えて書いた作品に、こんな否定的な感想(?)が書かれると、作者の創作意欲は駄々下がりです。
私の場合、基本的に連載は書いてから投稿することが多いので、上記のような否定的な感想をいただいても、完結まで至ることができました(※肯定的な感想の方がずっと多かったこともあります)。しかし、書き溜め無しで、日々勝負していらっしゃる作者の方はどうでしょうか?
創作意欲が尽きて作品をエタらせてしまったり、思わず作品を丸ごと削除してしまったり、それどころか、『なろう』自体に絶望し、退会なさる方もいらっしゃるかもしれません。
これは、大げさな話ではありません。
現在は、最初から感想受付停止にする等の自衛措置を講じていらっしゃる方も多いようです。しかし、数年前は、作者が否定的な感想に耐えきれず、作品を削除してしまい、日間ランキングが櫛の歯が欠けたようになることは、決して珍しいことではありませんでした。
そんな数年前の殺伐とした状況下で投稿されたのが本作です。
あくまで私の体感ではありますが、近頃、ランキング上位の作品が、作者の手によって消されるケースを目にしなくなくなった気がします。
これは前述の通り、最初から感想受付停止にする等の、自衛措置を講じていらっしゃる方が増えたことも、要因としてあげられるでしょう。
しかし、私は、本エッセイの力も相当大きかったのではないかと考えています。
今後も『なろう』が、作者にとっても読者にとってもよい環境であるために、感想を書く前に……。いや、ユーザー登録したらまず読んでほしい。そんな大切な1作です。