表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SF  作者: 霞川悠
13/27

第11話 激戦の予感?!深まる謎!

連日更新は疲労します。

もう疲れたよ(*´ο`*)=3

キーンーンカーンコーン


授業終了のチャイムが鳴り、俺達は食堂に向かう。

ちなみに俺達と言うのは、俺とレンとジョージと寧々である。

そんなとき、俺は後ろから声をかけられた。


「おーい、与那国」


「種貸主将…」


話しかけてきたのは剣道部主将の種貸先輩だ。


「剣道部に入らないか?」


「その勧誘は75回目です」


「え?!俺的には73回目だと…」


「前の数と変わってないじゃないですか!」


「そうか?」


まあこんな勧誘の回数なんて本当はどうでもいい。

そんなどうでもいいところに凝るのが俺達の悪い癖。


「俺は昼食を摂るので、失礼します」


「せめて大会だけでも〜!!」


俺は彼の声を振り切って食堂に向かう。

そろそろ諦めてくれないかな…


「司〜!急がないと席がなくなっちゃうわよ〜!」


「ああ!」


寧々に呼ばれ、俺は食堂まで駆け出す。

そして俺達は何とか4つの席確保に成功する。


「今日は何とか大丈夫みたいだな」


俺達はそれぞれ別の食券を買い、別のメニューを頼んだ。

ちなみに俺が頼んだのは、とろろそば大盛りである。


「アンタ…本当に飽きないわね」


「何言ってるんだ?そば・うどんはジャパンの誇りだぞ」


寧々に俺は言い返す。

そば・うどんが無い世界だと、俺は確実に生きられない。


「せめて日本の誇りと言いなさい。ジャパンじゃ何か矛盾みたいなものを感じるわ」


「なあ。ラーメンが伸びるから早く食べた方がいいんじゃないか?」


「くっ…正論なのがむかつく…」


寧々はフンと言いながらラーメンをすする。


「なあSFのことなんだけどさ…」


「?!」


ジョージがSFについて口を開いた。

俺達はジョージを一斉に見た。

まさか食事中にSFの話題が出るとは思いもしなかった。

しかもジョージの口から。


「お前らはどうなのか知らないけど…本当にやってるのかな?」


「どういうことだ?」


俺は平静を装って訊き返した。


「だってさ、戦いの痕跡とか無いじゃん」


「…そういえばそうかもな」


俺は食堂を見渡す。確かに食堂にはどこもおかしいところが見当たらなかった。

多分ここも夜は戦場になっているのだろう。


「ま、俺には関係ないからいいけどな」


ジョージはそう言って自分のカレーライスをまた、食べ始めた。

俺は少しパッとしなかったが、気にせずそばを食した。



















さて、昼食が終わった。

このまま教室に帰っても面白くないしな…

俺は一人でこの間の真理恵との戦闘現場を見に行くことにした。

そして…


「?!」


そこはいつもと変わらぬ廊下だった。

この間の戦闘の痕跡など一つもない。

特に壁は真理恵の鎖で傷ぐらいあってもおかしくないのに。


「…」


俺はそこらへんを一人で歩き回った。

何か無いか?昨日の戦いの痕跡が。

俺はうろうろと探し回る。

そんなとき、俺は前を見ていなかったので、曲がり角で誰かとぶつかってしまった。


「キャッ!」


「うわっ!」


どうやら俺の方が重かったようで、相手のほうが尻餅をついた。

そして、声からして女の子であった。


「ゴメン…俺、前見てなくて…」


「あ、私も前見てなくて…ごめんなさいです…」


彼女はとても幼そうな外見をしていた。

身長は130センチ台か?


「えーと…キミはこの学校の生徒だよね?」


「そうですよ。あ、もしかして私のこと小学生って思いましたか?!」


「あ、いや、そんなことは…」


すいません。ちょっと思ってました。


「私、これでも高校1年生です!」


「あ、ゴメンゴメン…悪気は無かったんだ…」


俺は後輩の彼女に頭を下げた。

だが、頭を下げても彼女より身長が高いというのはなんだか…


「まあいいです。よく言われますから。それじゃ…きゃっ!」


「オイ…」


彼女は俺の元から立ち去ろうとしたときに、派手に転んだ。


「あー私って本当にドジで…キャッ!」


そしてまた彼女は転ぶ。

この廊下には何もないし、滑りもしないんだけどな。

俺はそんな彼女を見送り、昼休みが終わるまで探索をすることにした。


「…熊さんパンツはお子様っぽいんだが」


ちなみに俺は転んだ彼女のパンツをしっかりと記憶していた。

いや、見たくて見たわけじゃないぞ。



















さて、とうとう放課後になった。

結局戦闘の痕跡は見つからず、俺にとっては疑問が一つ増えたことになる。


「それで、今日はどうする?」


すでに金曜日。学校に来なきゃいけない日は、今日で最後になる。


「そうですね…さすがにバッジを取りにいかなければいけませんね」


そうなのだ。早くしなければ期限の1週間が経ってしまう。

つまり、俺達は負けていないのに敗北することになる。

まあ最初の真理恵との戦いは実質、負けであるかもしれないが。


「よし、じゃあ今日は戦いに行こうぜ」


「…焦りは禁物です。今日は私と一緒に行動を…」


「それがダメなんだよ」


俺はレンにダメ出しした。


「レンがいると、俺達に勝負を挑みにくくなる。挑んでくるのは強敵か、バカだけだよ。それに、そんなバカはもう敗退してると思う」


「…」


レンは黙って俺の話を聞く。


「だから一緒というより、少し離れて行動してくれ。レンは俺の気配を察知できるギリギリの場所にいれば、いざというとき助かるだろ?」


「…若様のいうことは一理ありますが…」


レンはまだ不服そうだ。


「俺がピンチだとお前が判断したときは遠慮なく助けに来てくれて構わない。それでいいか?」


「…若様がそう言うなら」


「不服か?」


「若様を危険に曝したくないと思ってはいけませんか?」


「俺をSFに参加させた時点でその発言は不適当だぞ」


「…そうですね。申し訳ありません」


レンは珍しく落ち込んでいた。

その理由が何にせよ、俺達はやるしかない。


「じゃあ俺はここを出て行く。しばらくしたら俺を追ってきてくれ」


「分かりました」


レンは強く頷いた。どうやら気持ちの切り替えはもう終わったらしい。

さすがというところだな。俺はもちろん感心する。


「じゃ、また後でな」


「お気をつけて」


俺は軽く手を振って廊下に出た。男達がうろうろして俺の方をチラチラ見ていた。

まあ怪我をしていない俺ならこいつらなど余裕で倒せる自信はある。

それに、いざというときのためにレンがいる。

俺はわざとそいつらに姿を見せながら廊下を移動した。


「…」


なかなか敵が現れない。

ちょっとやりすぎたか?罠だと思われたか?

レンの気配は感じられない。それはそうだ。俺はレンに気配察知範囲ギリギリに俺を入れろと言った。

そしてレンは俺より気配察知能力が優れている。


「そういえばこれではレンにもしものときがあった場合に対応できない…」


俺は自らの作戦の穴に気がついた。

しかし…ここで戻ってしまっては作戦が完全に台無し。

俺はしばらく待機してレンの気配を探る。

だが、反応は無かった。


「…」


どうする?戻るか?戻らないか?

そのとき、レンの気配が感じられた。


「ふぅ…?!」


しかし、ホッとしたのも束の間、レンの気配は激しく動き回っていた。

まさか…戦闘中か!!

狙われたのは俺でなくレン。俺はレンの元に駆け寄ることにするが…


「な…!!」


そんなとき、視界の端で誰かが目に入った。

いや、誰かではない。俺のよく知っている人物だ。


「寧々…?」


俺が視界の端で捉えた人物は寧々…みたいな女子生徒だった。

後姿だし、視界の端だし、正確には分からないが…

しかし…今は追う場合じゃない。レンの元に行かないと…

俺は今度こそ走り出した。


「レン!!」


「若様…」


レンは息を切らせながらこっちに駆け寄ってきた。

どうやら戦闘が終わったようだ。

しかもレンは無事みたいだ。


「戦闘は?」


「終わりました。最後、煙幕で逃げられましたが、バッジは一つ入手しました」


「おお!」


レンの掌の上には、16と書いてあるバッジが置いてあった。


「それで、相手はどんなヤツだった?」


「何か女の忍みたいな人間でしたね」


「くの一のことか?」


「はい」


…まさか忍者の末裔がこの学校にいるのだろうか。

その可能性は高いな…


「じゃあ名前も顔も分からず…?」


「はい。最悪顔だけでも…と思いましたが、中々手ごわく…」


「その割には傷を一つも負っていないようなんだが」


レンはピンピンしている。

むしろ戦闘したのかどうかすら疑問だ。


「相手は様子見だったのでしょう。私も手はほとんど見せませんでした」


「さすがレン…」


俺はすでに神速を真理恵と男子生徒共に見られてしまったしな。

だが、あのときは仕方がなかった気もするけど。


「それで、今日はどうする?」


「…もう少し見て回りましょう」


「分かった」


レンはこれで何とか1週間ルールを凌げた。

だが俺はまだ。レンはそれを気遣っているのだろう。

しかし、この後、俺達は全くと言っていいほど敵と遭遇しなかったのであった…






















夜の自室で俺達二人は集まっていた。

男女が夜に一つの部屋と言うのは…いや、よそう。

レンだから何も起きはしない。


「では、報告をします」


レンが俺に一礼する。


「現在のバッジの状況はこうですね?」


3 宮島先輩 (薙刀)

6 厳島真理恵 (鎖)

16 謎のくの一 (武器不明)

17 司 (木刀)

20 レン (木刀)

25 歯舞 (武器不明)


「そうだな」


前よりは随分と分かってきた。

前の男達のバッジも見ればよかったのだが、あのときはそんな場合ではなかった。


「私からは以上で。若様は?」


「俺は…」


俺は今日あったことを思い出した。


「あのさ、俺は今日の昼休み、真理恵との戦闘現場を見てきたんだ」


「そうですか」


真理恵と聞いて少し顔をゆがめるレン。

あんまり好きじゃないんだな、やっぱり。


「そのときの戦闘の痕跡が全く無かった」


「全く?階層を間違えたりは…」


「この間のことだぜ?間違えるわけねえよ」


「そうですか…」


レンは少し考え込む。


「それは確かにおかしいですね…」


何で壁の傷が消えるんだ?しかも何事も無かったかのような消え方だ。

そう、あれは壁の傷を消したのではなく、傷自体が初めから無かったかのようだった。


「…それについてはまた今度にして、もう一つあるんだ」


「もう一つですか?」


「俺がお前と別行動したときの話なんだけど…」


俺はレンが戦いをしていた時のことを思い出す。


「俺、学校で寧々を見たような気がするんだ」


「寧々さん…ですか?」


「ああ」


レンは複雑そうな顔をした。


「実は私も…見たんです。若様が最初に鎖使いと戦った翌日に」


そういえばあのときのレンの様子は少しおかしかった。


「見間違いでないのなら、寧々はまさか…」


「そうですね。SF参加者の可能性が高いですね」


「でもそうだとしたら、何で俺達に言わなかったんだ?」


「…さあ…」


さすがにレンも分からないらしい。

とりあえず、明日、朝食を食べに寧々がやってくるだろう。

そのときに訊くとしよう。


「じゃあそれは明日にでも訊いてみようぜ。俺は明日に備えて寝る」


まだバッジを獲得していない俺は、そろそろ危ない。


「そうですね」


俺はレンと別れて寝る態勢に入った。





















―某所―


「現在はどうなってる?新人」


「そうだねぇ…配属先としては満足してるよ」


「お前のことじゃない。SFのことだ」


ちょっとおどけて答える「新人」と呼ばれた男。

それに対して相手の男は多少イラついていた。


「分かってる分かってる。そんなに睨まないでよ」


男は笑いながらも謝る。正直、誠意が感じられない。


「戦況は佐渡が有利…だけどね。表向きは」


「表向きだと?詳しく教えろ」


「ハハハ。ダメだよ。そんなに簡単に教えちゃったら面白く無いじゃん」


「…お前に好感は持てなさそうだな」


「別に女の子にさえモテればどうでもいいさ」


新人と呼ばれた男は小さくウィンクした。

それを見た相手の男は小さく舌打ちして頬杖をついた。


次回は「仕掛けられたクナイ!救済の閃光!」でごぜーます。

戦いは過激にーなっていくー。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ