表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/79

第壱話 神様の失敗談がまた増えた

 看護師をしていた小鳥遊葵は、三十歳の誕生日に通り魔に刺され、人生を終えた。


「あれ、刺されて死んだはず、何で意識あるんだ。」


 気がつくと、全てが真っ白な場所で目が覚めた。


「やっと起きたね。君は小鳥遊葵さんであっているかな?」


 誰もいなかったのに背後から男の声が聞こえ、振り向くと、美形な上に全身から光を放っている男が立っていた。


「眼福ぅ…… あぁ、小鳥遊葵であってます。 ここは何処ですか?私、死んだんですよね?貴方は誰ですか?」


 慌てて、問われた事に答えた。そしてこちらも矢継ぎ早に聞きたい事を問う。


「あぁ、よかった。以前に呼ぶはずだった人と違う人ここに呼んじゃった事があってね。あの時は慌てたよ~ まぁ、その人がいい人で、異世界でちゃんとやってくれたから結果オーライってやつだったけどね。」

「でも、それとは別の時は大変だったな。異世界に転生させた後しばらくたってからわかったんだけど、地球で殺人犯してた奴で、性格も最悪で、転生後も悪事ばかり働くから、プチっと魂ごと消滅させたよ。後処理も大変だったな~」

「それから前世の記憶消しちゃって転生させちゃったり……」


 こちらの問いに答えないし、私が小鳥遊葵であっているとわかってから、一時間以上も自分の過去の失敗談を語り始めるし、大丈夫かこの人……

 それにプチっと消滅させたとか、怖いんだど((( ;゜Д゜)))

 異世界とか転生させたって何だ? 何の説明もなく、語り始めて、理解できないワード言っているけど、小説によくある死んだ人が異世界に転生させられるアレか? 私も異世界転生させられるってことなのかな?


 呆れたり、恐怖を感じたり、疑問に思ったりしていると、失敗談語りが終わったようだ。

 やっと問に答えてくれるみたいで話し出した。


「ここはね、まぁ簡単に言うと神の部屋だね。そして僕がその神様。君の言うとおり残念ながら君は死んじゃっているよ。」


 やっぱり、死んだのか……

 それに一時間以上ずっと話せるくらい失敗ばかりしているみたいだし、話し方に軽い感じが見え隠れしているし、残念な美形が神様で大丈夫なのだろうか……


「あの神様、さっき語ってらした時に異世界とか転生とかって言ってましたが、それは私も異世界に転生することになるんですか?」


 異世界とか転生とか気になる事を気を取り直して神様に聞いてみた。


「うん。そうだよ。君にも転生してもらう。 あれ、君に転生とかの説明したっけ?」


 勝手に長々と失敗談語ってた時に出てきただけで、説明されてねえよと心のなかで毒づく


「異世界や転生の説明はされてません。以前の出来事を話されている時に出てきたので、気になったので質問しました。」


「そっか。さっきも言ったけど君に転生してもらうよ。記憶を残したままね。」

「君には、転生前の知識を使って、僕の創った世界に無いものを作ったりして世界を発展させて欲しいとはおもっているよ。まぁでも地球にない魔法とかあるから、僕の創った世界を楽しんで生きてもらえればいいかな」

「魔法はある程度使える体にしとくね。あと無限収納など空間魔法を使えるようにしてあげるね」

「時間あまりないし、さっさと転生しちゃおっか」


 あんたが長々と語ってたのがいけないだろうが~と心のなかで叫んでいると体が光だした。

 どんどん光に包まれ、やがてだんだんと意識がなくなっていった。


「あぁ、ヤバい間違えた」


 意識が完全に無くなる直前に神様の不安を感じさせる言葉が聞こえたが、私にはどうすることもできず、意識が無くなり転生された。

少しでも面白いと思ったら、


ブックマークと下側の「☆☆☆☆☆」を「★★★★★」にして頂けると本当にありがたいです。


皆様の応援が励みになります!


何卒、よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 読み進めたいのですが、黒バックに白抜きの文字は目が疲れて無理です。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ