赤い星
初投稿。
赤い星が、真っ黒な空の上を動き回っていた。いや、星がそんな動き回ることなんてありえないはずだから、あれはUFOかもしれない。もしくは、自分の眼球のほうが動か回っているのかも。ふと、自分には体がないことに気づいた。体がないんだったら眼球もないだろう。じゃあ、赤い星は外にあるものでなく、自分の内側でつくったものなんだと気づいた瞬間、赤い星は消え、自らの意識も消えた。
気づいたら異世界に召喚されていた。
しかし、自分の体はこの世界に馴染むことは出来なかった。立ち上がることなど想像もできないほど強い重力に押しつぶされ、体は音を立てて潰れた。
鏡に美青年が写っていた。
おそらく、自分をあわれんだ女神が性的サービスをしてくれたのち、違う世界に送ってくれたのかもしれない。着替えをしていて、これから、王さまから魔王を倒せと言われるのだろう。王さま「勇者よ、良くぞきた。」「魔王を倒せ。」王さまは30分ほど話したような気持ちでいるが、自分には上記のふたつの事しか耳にしてない気がした。
姫が、魔王にドギースタイルで犯されていた。自分は怒りに任せ、剣を振り下ろし、魔王を真っ二つにした。まあ、ひょっとしたら魔王だと思った男は風俗に来たただの無害な客で、ふたりはイメージプレイを楽しんでいただけかもしれないが。そんなことはともかく、真っ二つになった男のあいだを通り抜けると、
自分は山狩りにあっていた。心臓は十数回貫かれていたが、それでも走っていた。最初はつらかったが、だんだん走るのが気持ちよくなってきて、そのうち光の速さになっていた。隣で犬のような四足歩行の獣もいっしょに走っていた気がする。そして、行き先を見つけた自分は、姫の子宮に突っ込んでいった。