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アラブ首長国連邦 〜中東経済の心臓〜(西アジア)

基礎データ

国名 アラブ首長国連邦

 面積 8万3600平方キロメートル

 人口 約940万人(2017年)

 首都 アブダビ

 通貨 ディルハム

 言語 アラビア語

 宗教 イスラム教スンニ派

各目GDP順位 30位

一人当たりの各目GDP順位 25位

平和度指数ランキング 53位

 

・概略

 中東、アラビア半島のペルシャ湾岸に位置する、七つの首長国からなる連邦制国家。大統領は首都アブダビの首長、副大統領はドバイの首長が務めている。

 アブダビは有数の石油産出地域であり、日本も多く輸入している。ドバイは言わずと知れた金融都市であり、中東の政治経済の中心となっている。

 

・歴史

 古くは古代アッカド王に挑んだ首長国の一つであり、後にオスマン帝国に編入される。

 大航海時代になるとポルトガルやオランダが進出。インドを支配するイギリスの交易を妨害したいフランス要請で、対英海賊を行うなど行なった。しかし最終的にはイギリスの保護領となる。

 第二次世界大戦後、英国が大規模に植民地から手を引いた1972年にアブダビ、ドバイ、シャルジャ、アジュマン、ウル・アル・カイワイ、フジャイラの六首長国が連邦制国家として独立。翌年にラス・アル=ハイマを連邦に加えて現在の形となった。

 

・経済

 アラブ首長国連邦は世界8位の原油、天然ガス埋蔵量を誇っている資源大国だ。資源の多い首都アブダビは特に多くの恩恵を受けている。

 同国最大の都市ドバイは中東経済の要であり、世界的にも重要な金融都市である。ドバイには資源がないため、観光と金融の二本の柱でのし上がってきた。

 金融の発展も著しく、2009年の「ドバイショック」が世界中の株式を下落させたことで良くも悪くも影響力を示した。なお、短期間で影響は沈静化した。

 観光においてもビジネスにおいても、また地理においても中東の中心であるドバイは空港の乗降客数が多いことでも知られている。2018年のドバイ国際空港は乗降客数ランキングで世界第3位で、89149387人を記録した。同空港は多くの航空会社がハブとして利用している。(さまざまな航空路線の中継拠点)


・軍事

 徴兵制を採用しおり、兵力は約6.3万人。なおアブダビ、ドバイ、ラアス・アル=ハイマは独自に首長国軍も配備している。

 海軍はミサイル艇を中心に45隻の艦艇を配備しており、傘下に海兵隊を持つ。

 イギリスやフランスからの装備購入も多く、少なくとも空軍において冷戦級の技術水準ではないと目されている。


・その他

 ドバイの観光地といえば、人工島パーム・アイランド、パーム・ジュメイラや、砂漠と都市の調和する美しい風景、世界で最も高い建造物ブルジュ・ハリファが有名である。

 中でもブルジュ・ハリファはエンパイアステートビルのおよそ二倍の828メートルを誇り、まだしばらくは人類史上最も高い建造物で居続けるだろう。

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