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もしもの話

作者: 鹿紫雲 らら



夜の10時半すぎ 病んでたはずの雨が降り出した

もう遅いし ママも寝てるでしょ

自転車で雨の中走った

家に帰れば パパも びしょ濡れで

パパってこんなに小さかったけ

こんなに意見押し込めるような人だったけ

病気かもしれないパパのこと

思ってお風呂で一人で泣いた

ママはなんで1人で喚いてるの

苦しいのは 泣きたいのは 叫びたいのは

ママだけでもないし 私だけでもない

みんな押し殺してるのに

ずるいよ そう思いながら 何も言えずに1人で泣くんだ


ママとパパが愛し合ったから

だから私がいるんだよね?

気持ちよかったの? 幸せだったの?

それでも私は苦しいよ

私がいなかったらのもしもの話

そんな妄想楽しいよ

でもね もしもの私はいない


苦しんだって 嘆いたって 喚いたって

泣いても 笑っても これで最後だよって

また私に生まれたい訳ないじゃない

幸せですと胸を張って言えないんだから

幸せだったら自殺未遂南下しないよ

生きてるって感じたくなったりしないよ

幸せな人って生きてること実感してるでしょ?

毎朝ホームで飛び込むことなんか考えてなんかないよ

だから私は 来世は お姫様になりたい

ヒステリックなお姫様は嫌だよ

おしとやかな可愛い愛される女の子

幸せできっと気持ちよく生きていけるよね

もしもの話なんてないから来世に少し期待をするの

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