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第2章  第2幕  罠

頬杖を突くクセのある須藤が、デスクに突っ伏している。

「何がどうなってるのか、誰が何のために誰を狙ってるのか、わかんねえ」

 代わりに頬杖を突く弥皇。

「つながらないですね、何もかもが」

「市毛課長に課された問題は、2つあるぞ」

「情報漏洩は本当だと思うんです。たぶん、あとはサイバーテロ」

「ああ、SATの時代にやられたな。犯人捜し、今頃やってんのか?」

「サイバーテロはもう済んでるでしょう」

 警察庁内では、近年サイバーテロや情報漏洩、つまりスパイ活動を行っている職員がいるという、専らの噂だ。清野はサイバー室から来たし、神崎は科警研から来た。総務課で何をしていたかわからないが、諸外国との連絡調整をしていたとすれば、データさえあれば牧田でもマフィアを動かせるはずだ。

 問題は、動機づけ。何が目的なのか、どういった利害があり、どんな手段を使っているのか。麻田のこともさることながら、スパイ活動は警察の威信にも関わる重大な罪だ。

 麻田への攻撃がスパイ活動と連動しているのかもしれない。

 弥皇と須藤は、まさに不夜城の中で『眠れぬ夜』を過ごしていた。


 金曜の夜、課長を除く全員で和田の見舞いに行くことになった。牧田は終始不機嫌そうな顔をしていたが、見舞いには応じた。和田の部屋に入る。

「おう、元気か」

「ありがとうございます。お見舞いついでで申し訳ないんですが、僕のスマホ知りませんか。弥皇さん、番号コールしてみてくださいよ」

 弥皇がコールするが、着信した気配はない。

「うーん。やっぱりダメか。電話会社に連絡しないと。あれって本人ですよね?」

「事故ったんだから、警察絡めば大丈夫じゃないかな」

 弥皇がカタスカシ用の電話を他から見えないように枕の下に滑り込ませ、さらりと話をした後、病室を後にした。スマホの件は不発に終わったようだ。あとは、早く治って退院を待つしかない。

 

 早いもので、梅雨の時期も終わろうとしていた。本格的な夏到来である。


 とある日。夜に和田の部屋に客が来た。麻田と弥皇、須藤だった。

 和田のスマホを拾ったという輩から麻田たちに、メールがあったのだ。和田のメールアドレスからだったから間違いないと各人は言う。


『サイコロ課の諸君へ

 

 入院患者が明日退院するという噂を流した。被疑者は今晩、必ず来る


                           正義の使者』



「腹立つわー、正義の使者ってみると、悪の権化だろ、って思う」

「右に同じですね、須藤さん。弥皇さんも麻田さんも、どうか気を付けて」

「被疑者、絶対に押さえたい」

 須藤たちは、個室のカーテン陰に隠れた。

 カチカチと鳴る置時計の秒針が、時間の流れを物語る。只管長く感じる、時間。夜中、寝たふりをする和田。

 和田はホームズシリーズの代表作でもある、巨大な犬が出てくる話を思い出していた。

 ホームズたちが引き受けた事件。何時間か待つ間に霧が出てきて、目当てとするモノが見えない危険性が出る。霧は見る見るうちに立ち込め、目当てはもう霧の中に隠れてしまった。そんな中の銃声。読んでいてあれ程ドキドキした瞬間も無かった。まるで自分も一緒に其処にいるかのように感じたものだ。今晩もそういったシチュエーションに感じる。

 やはり、和田の心臓は毛が生えている。何処の誰かも分からない犯人に狙われているのに、何を考えているのやら。


 犯人を待つ麻田、弥皇、須藤。コツ、コツ、コツ。足音が近づく。足音が重い様子がない。果たして犯人は女性なのか。

 警護の警官は予め隣室に待機してもらっていた。引き戸が静かに開き、ベッドに近づく音がする。月に照らされ、その姿を見せたのは、牧田だった。犯人とは考えにくい。さしたる武器も持っていないであろう牧田が、なぜこの時間に。納得がいかない。

 

 弥皇は思わず牧田を問い詰めた。

「どうして今時間、此処に来たんです?」

「明日退院だと聞いたから。被疑者も来るというし、皆揃っていると思って」

「誰に聞きました?」

「メールが着たのよ。和田くんの電話から」

 丁寧な言葉の弥皇を押さえ付けるかのように麻田がしゃしゃり出る。

「なるほど。正義の使者ってやつね。悪いけど、隣の部屋に行くか、帰ってもらえるかしら?」

 牧田はいつもと変わらぬ静かな調子で、麻田に問うた。

「被疑者を捕まえるの?」

「さあね。キツネ狩りはしたいけど、来るのがキツネとは限らないし」


 その頃、神崎はサイコロ課でデータベース処理中だった。そこに来たのは、市毛課長。

「お疲れ、飲め」

 神崎にカップ入りの珈琲を勧める。

「ありがとうございます、課長」

 珈琲をググッと飲んだ神崎は、船を漕ぎ始めたかと思ったら、直、データベースの前に崩れ落ちた。

「悪く思うな」

 処理中のデータベースを消去し、課の電気を消し、神崎を残して鍵をかけ、立ち去る課長。和田の入院先に集められたサイコロ課のメンバーたち。病院にいないのは清野と神崎、課長。清野の罠か、神崎の作戦か。はたまた課長が黒幕か。


 一旦、部屋を出て隣室で待つ牧田。直後、病院内が突然停電した。電源が回復しない。病院で停電などするわけがない。非常電源が直ぐに作動するのだから。暗くなった際、周囲の騒ぎ声で院内は騒然としていた。何故か和田の病室がある3階だけは依然として暗いままだった。誰かが3階の非常電源を切るか、回復しないように操作しているとしか考えられない。

 何れ、一般人の仕業でないことは明らかだった。

 入院患者の叫び声やナースが走り回る足音。辺りが騒然とする中、不穏な空気が病室に流れ込んだのを、誰が気付いただろうか。

 暗闇の中、和田は何者かによって首を絞められた。横を向いていたはずなのに、締めるその手指は首を押さえ付けるというよりも、首から上方に向かい手をスクリューさせているような感触を受けた。

 来るとわかっていて身体と心の準備もしていた和田だったが、息も出来ず、痛みも忘れ手足をバタバタさせて周囲に知らせようとするが、声にならない。


 刹那。

 須藤が、犯人のその腕を強引に掴み、叫ぶ。

「手錠!」

 月明かりが部屋の中をぼんやりと照らす。その中で、麻田によって手錠を掛けられ確保された犯人は、清野だった。病院にいるはずの清野が何故ここにいるのか。

そう。清野は、病院を脱走していた。


 現行犯逮捕され、所轄に送られた清野。自分が狙ったのは、麻田であり、和田ではないと言う。そうかと思えば、あくまで解離性同一性障害を主張する清野だったが、鑑定の結果、解離性同一性障害は認められなかった。犯行に当たり、善悪の判断をできる状況にあった、との判断で留置場に送られた。現在は取調べ中だという。

 取り調べの中で、新しい事実が明らかになったという情報がサイコロ課に入った。清野が警察庁へのサイバーテロの犯人だった。ただし、本人はテロの件も否定していた。留置場の中で、叫んだり泣いたりと情緒不安定を訴えたり、両親を呼べ、弁護士を呼べと叫んでいるらしい。


 市毛課長が皆に説明した。

「警察庁へのサイバーテロが相次いだ。清野が怪しいと目されたため、身柄をサイコロ課で預かり犯人かどうか目星を付ける狙いだったが、傷害事件にまで発展するとは正直、想定外だった」

 神崎が課長に向かい少し怒気を含めながら質問する。

「あの晩、どうして僕を眠らせたりしたんですか?僕のアリバイが無くなるとこでしたよ」

「あのまま帰っていたら、それこそアリバイが無かったさ」


 ほっとしたのもつかの間だった。

 再び、怪文書が流れた。麻田への攻撃は止む気配が無かった。



『サイコロ課の諸君へ


 警護課警視正 麻田はその職責に相応しくない。粛清する

 

                      正義の使者』


 今回の怪文書は、麻田を24時間狙い放題という超難問を、活字にして公言したも同然だった。

 要人警護は昼夜を問わない。

 ピリピリした現場の仕事は、麻田にとって遣り甲斐もある反面、それを傍から見ている弥皇には心底辛かった。これまでも、内々に狙撃や攻撃には備えてきたが、これからも一層緊張感を持って狙撃や何らかの攻撃に気を配らなくてはならない。

 通常ならまだしも、翌週は国賓級の来日があり、警護課の業務も24時間の神経戦となっていた。要人警護という神経戦は緊張もマックスに近い。

 チーフである麻田は打ち合わせや警護などで帰宅できない日もあり、疲れも相当なものになっていった。麻田は、神経戦で疲労がピークに上った。

 そしてついに、事が起こってしまった。


 警護していた要人に怪我を負わせてしまったのである。命に関わるような怪我ではなかったが、SPとして、要人の身を守れなかったのは業務を忠実に熟すことができなかったと同義であり、どんな理由があれども、謝って済む問題ではなかった。

 その身は警護課預かりとなり、一連の責任を取る形で警察庁から離れ、採用時の県警に戻された。

 だが、麻田には申し訳ないと思いつつ、弥皇は内心ほっとしていた。一族に頼みシークレットサービスをつけることも考えた。申し出は、当然、麻田の意に染むものではない。

「でも、何処から狙われるか、武器が何かさえわからないんですよ」

「要人警護も同じでしょ。それが無くなっただけでも有難いわ」

「通勤は?此処に住むなら、今迄より通勤時間長いじゃないですか」

「藤木のいる県に住むなんて真っ平だし。いいの、適当にして時間通りに帰ってくるから」

「麻田さん、狙われている自覚あるんですか」

「自分の身くらい守れるわよ。周囲を人質にされたら困るけど」

 弥皇の意見を聞こうともしないが、実家に戻るとは言わなかった。これまで同様、此処にいてくれる。それだけで嬉しいと思う弥皇。それでも、なかなか距離は縮まらない。麻田が結構遅かったり実家に寄ってきたり。連絡無く麻田が遅いと、弥皇は本気で心配した。24時間狙い放題が消滅した訳ではないのだから。


 仕方なく、弥皇は弥皇で、麻田への攻撃文を様々な見地から鑑定していた。正義の使者とやらは清野だとばかり思っていたが、清野ではなかった。清野が逮捕されたあとだ。あの怪文書が着たのは。

 課長がスパイ容疑者をもサイコロ課に拾ってきたのだとすれば、犯人は2人のうち、どちらかだろう。

 神崎。神崎には動機がないのが不自然だが、スパイ容疑なら彼が犯人でもおかしくない。

 牧田。思わぬダークホース。今迄考えも付かなかった。麻田にコンプレックスがある。

 しかし、スパイ容疑ともいうべき機密文書をどうやって入手するのか。それを考えると限りなくグレーだ。

 ないとは思うが。スーちゃん須藤。動機も何もない。麻田を狙う理由。失恋の痛手にしては、20年は長すぎて理由にもならない。何かあるとすれば、FBI絡みというところだろうか。


◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇


 麻田が県警に異動して2か月が経った。『同じ職』という足枷は、もう無いも同然だった。弥皇は、意を決し、夜、隣の麻田に会いに行った。麻田が玄関で出迎える。

「麻田さん、弥皇です。お久しぶりです」

「元気?通勤に時間かかってさあ、逢えないね、近頃」

「今夜、麻田さんの部屋で飲んでもいいですか」

「いいわよ、明日、あたし非番なの。飲もう!」

「じゃあ、ワインは麻田さん持ちで」

「補充分は弥皇くん持ちよ」

 弥皇の部屋にワインがどっさりあるのを見越して言う麻田。実にちゃっかりしている。

「任せてください。あ、今晩泊めてくださいね。異議申し立ては却下します」

「最初からそのつもりでしょう。寝る場所、マットレスしかないわよ」

「一緒のベッドは?一緒に寝たい」

「ダメ。さ、どうぞ。一緒のベッド以外ならいつでもOKよ」


 マンションを変えてから部屋が隣同士とはいえ、麻田の部屋に泊まったことはない弥皇。補充分のワインを5本、両手に持ちながら、再び麻田の部屋のインターホンを押す。弥皇は、部屋に足を踏み入れるとあらためて緊張した。

「でも珍しい、泊まりたいだなんて。初めてね」

 僕が?緊張?どうしてだ?麻田さんに泊めてほしいってお願いしただけなのに。麻田さんがOKしてくれたということは、麻田さんの中では泊めてもいい人、特別な人になるんだよな。まさか、誰にでもOKしててその中の一人、そういうオチじゃないだろうな。

「麻田さん。僕、今晩泊まっていいんですよね?」

「うん」

「まさか、男女問わず誰でも宿泊OKなんてオチじゃないですよね?」

 弥皇。投げ飛ばすわよ。あたしが、そういうふしだらな女に見える?というのが普段の麻田だ。実は、そういう返事に備えていた。それが今までの麻田だったから。


 不覚だった。

 今日は、泣かれた。

「もう、そういう目でしか見てくれなくなったのね」

 ボロボロ泣いて、その涙は止まりそうにない。無理もない。誹謗中傷のビラで、淫奔女呼ばわりされ、心の底から傷ついたに違いない。ふしだらな女扱いするのは、麻田さんに対して一番失礼だ。ああ、どうしよう。こんなとき。モテ男なら女性をどのように扱うのだろうか。弥皇は、麻田の足下に跪き右手を差し出し、掌を上に向けて許しを請うような仕草をとった。まるで子犬のように。弥皇が顔を上げると、麻田が泣き止みこちらを向いた。

 

 瞬間。

 麻田に「お手」された。

 咄嗟に掌をひっくり返して反応してしまった。

 負けた。

「はい。マッサージお願いね」


 麻田といると、必ず麻田のペースに乗せられる。弥皇は自分のペースが保てない。


 やっと麻田の顔に笑みが戻り、メガネを外しマットレスにうつ伏せになりながら、顔を上げて麻田が弥皇の顔を見る。ブラックジョークに反応し、あはは、と大口を開けて笑う。こんな表情でも、やはり美人だ。


「はあ。マッサージね。そっちですか。一晩中は無理ですよ。いくら僕でも、体力の限界有りますから」

「今の弥皇発言って、聞く人によっては微妙なニュアンスだと思わない?」

 途端に意味を考え、真っ赤になる弥皇。

「麻田さん。マッサージしちゃいましょう」


(でないと、いくら普段は羊みたいに大人しい僕でも、珍しくオオカミになりそうだ)


 弥皇は、丁寧に身体を揉み解しながら、たまに骨の辺りをグキッと整える。以前スポーツトレーナーの下で修業したから心配はない。

「相当こき使われてましたね。硬い」

「うん、あーっ、そこそこ、いい、すごくいい、ね、もっともっと」

 何とも色っぽい声に反応し、弥皇は、ますます赤くなる。

「麻田さん、人聞きの悪い発言は止めてください。此処は聞こえない場所だからいいけど、すごい意味深な発言でしょう」

「だってこんなに上手なんだもん。声だって出るわよ」

「だから。その発言が危ないんですって。男なんてみんな下心の塊なんですから」

「貴方は、別の下心じゃないの?」

 弥皇が抱いていた別の意味での下心。麻田にはお見通しだったようだ。それにしても、マッサージで色っぽい声を出されるとは思っても見なかった。


(下手に手を出せば寝技で瞬殺されそうだから我慢するけど、こりゃ、流石の僕ですら心臓に悪い)


「麻田さん、前もやりますか?」

「前?」

「仰向けですよ。できることはあるんだけど、ちょっと、僕の心臓に悪いから」

「何、胸揉むって?おい、そういうことか?弥皇」

「はしたないなあ、麻田さん。僕の方が余程恥じらいってものがある」

「もう、壁は無くなったから」

 そういって、麻田は起き上がり弥皇の右頬にキスした。

「はい、仰向けお願い」

 弥皇も吹き出しながらマッサージを続ける。色っぽく際どいニュアンスのオンパレードが続く。

「あ、やだ。そこはダメ。そう、そこ、そこ」

 弥皇自身の心臓の鼓動が、麻田にも聞こえるのではないかと思うほど、ドキドキと音を立てる。普段、性行為に興味の無い弥皇でも、これはキツイ。

「麻田さん、誰にでも、こんな色っぽい声出しておねだりするんですか」

「うーん。整骨院では、たまにやる」

「気の毒ですね、その男性。性欲と仕事の狭間じゃないですか」

 にやりと笑う麻田。弥皇との会話は、こういうところが楽しいと言わんばかりだ。

「大丈夫。女の人しか指名しないから」

「そりゃ結構。でも、声は聞こえるでしょ」

「完全個室だもん」

「此処だって完全個室ですよ」

「大丈夫よ、いざとなったら寝技に持ち込むから」

「そういう大団円で幕引きするつもりでしたか。ああ、危なかった」

「何?弥皇くんも性欲ってあるの?前に無いって聞いたけど。プラトニック派だって」

「そうですよ、基本的に性欲ありません。でもねえ、間近でこんな声聞いちゃうとねえ」

「うわ、ごめん、狭間に来た?ぎゃーっ、痛い!」

 最後に首筋周辺をさらりと揉み解し、背後から麻田の身体に腕を回した弥皇。麻田も、流石に調子に乗り過ぎたかなと反省しかけたその瞬間。背骨界隈に脚を当て、前に回した腕を横Tの字に調整し右、左と立て続けに伸ばされた。

「弥、弥皇。ギ、ギブアップ」

「最後の必殺技が効いて何よりです。首も痛いけど、最後のはね、とっておきなんです」



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