091.間違える人はいないとおもいますが、【神の加護:限界突破:レベル55】じゃなく【神の加護:レベル50リミッター除去】です
【神の加護:レベル50リミッター除去】
パッリィィィィィィン
「これで、最後ですか?」
念のための確認です。
ここにいるクラン挙母とクラン脱兎山のメンバーは、セルシオさんとレパードさん、そして、今、【神の加護:レベル50リミッター除去】した人しかいません。
みんな、経験値稼ぎに、森の食材ダンジョンのオーナメントに突入して行きました。
平原の食材ダンジョンのオーナメントの方の擬似生体は、ロロロロが殲滅させてますからね。
つまり、【神の加護:レベル50リミッター除去】待ちの人がもういなくなったので、最後だと判断出来るんです。
レベルが上がるようになって、じっとしてる人なんていませんよね。
「そうですね。今のでクラン脱兎山のレベル50のメンバーは全員終わりました。あっ、ちょうど、レベル50だったメンバーがレベル51に上がったようです。ラーマちゃんさま。ありがとうございました」
ある程度なら、パーティーメンバーと離れていても経験値が入りますから、【神の加護:レベル50リミッター除去】が終わったタイミングに経験値が入ったのでしょう。
「クラン挙母も今日来たメンバーは全員レベル51になりました。メンバー全員に代わってお礼を言わせて下さい。ラーマたんさま、本当にありがとうございました」
深々と頭を下げるセルシオさん。
「で、ラーマちゃんさま。まだ、【神の加護:レベル50リミッター除去】を受ける事のできないメンバーが出来るようになった時、【神の加護:レベル50リミッター除去】をお願い出来ますか?」
「俺からも、いえ、クラン挙母のリーダーとして、お願いいたします」
そんなに期待するような目で見ないで下さいよ。
「分かりました。分かりましたから。【神の加護:レベル50リミッター除去】くらいしますよ」
実際、手間じゃないですし、【神の加護:レベル50リミッター除去】が、このパルダリウムに来るきっかけ・・・そう、呼び水になってくれると嬉しいです。
「「ありがとうございます」」
セルシオさん、レパードさん、そんなに喜ばれると心苦しいです。
ギブアンドテイクみたいなものですから気にしないで下さい。
話が、ひと段落ついたと判断したのか、カルキがボクの服の裾を引っ張りました。
「ご主人様。お腹が空いたような気がするのじゃ」
いや、本当に気がするだけだよね?
本来食べる必要はないんですから・・・。
「マスター、あたいも・・・」
クリスは気がするんじゃなくて、本当に減ってますよね?
『くぅ』と小さくお腹が鳴っています。
そんなに真っ赤な顔で『聞いてないよね?』って言い聞かせるように睨まないで下さい。
そもそも、もっと恥ずかしい姿を見てるんですから・・・って、それはそれですか?
マナも、お腹が空いているようです。
「マナ、昼食の準備を手伝って! シンもティコアも食べるよね?」
「はい。お嬢様」
「当然だぜ」
「うん。姉御、ありがと」
「セルシオさんやレパードさんもどうですか? もちろん、クランのメンバーたちもですよ」
「いやいやいやいや、ラーマたんさま。昼食の完全食くらい、俺たちのクランで準備するぜ」
「そうです。そんな昼食の準備ぐらい。いえ、これから毎食、クラン脱兎山で準備させて下さい」
「俺たちクラン挙母も毎日やらせて下さい」
感謝と親切心で言ってくれていると思うんですけど・・・。
「てめぇら、何の嫌がらせだ? お嬢に・・・いや、その前に女性陣に殺させるぜ」
シンが変わりに言ってくれました。
ボクというかみんなの代弁ですね。
完全食を提供するという余計な提案にカルキを始め、女性陣の機嫌が悪いです。
ごめんなさい。
そんな生易しいレベルじゃなかったです。
ロロロロも怯えるくらいの殺気を向けています。




