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083.●O ●O●●●みたいな

 お、おはようござ・・・。

 って、みんな、は、はだ、裸です。

 裸で横たわっています。



    すーすーすー



 寝てるようです。

 普通に・・・じゃないですけど、寝ています。


 左腕を枕にしているのがクリス。

 右腕を枕にしているのがマナ。

 左足の付け根を枕にしているのがカルキ。


 この状況を、理解するのに使ったと言うか、現状、そこしか見えないモノ・・・鏡張りの天井に映った部屋から、目的の人物を捜します。


 ティコアは・・・。


 そ、そうです。

 ティコアです。

 この状況の犯人はティコアです。



 謎が解けました。



 いえ、別に謎でも何でもないです。

 ほんの少し数時間前のことを思い出すだけです。


 そうティコアは、ボクたちを盛り上げるだけ、盛り上げて、『我慢できなくなった。シンの床行って本番してくる』とセリフを吐いてから、行っちゃったんです。


 お風呂に入るあたりから、積極的になってきてたクリスがティコアから渡された『図解シリーズ、玄人向け、はじめてのパルダリウム繁殖』と言う本を片手にいろいろと頑張って・・・頑張りしすぎてこの状況です。

 いろいろと突っ込みたくなります。

 でも、一線を越えることなく突っ込みませんでした。

 ティコアの置き土産は、そういった表現がない『T● L●VEる』みたいなエッチな本だったんです。

 つまり、その先の行為を知っているか知っていないかで図解された絵の意味が違ってくるんです。

 ティコアは、知ってたようだったので、シンのところに行きました。

 クリスは、まるで天使のように純粋培養されたようで、その辺りの知識が乏しく、マナとカルキと、本のように頑張っていました。

 マナは、知ってるけど知っていないフリをしている感じでした。


 ボクは・・・。

 行為とかは知ってますけど、男女関係はよく分かりませんよ。

 男女ともにボクの近くに寄ろうとする人はいませんでしたからね。


 容姿と行動でボクに接触しようとする人間は皆無でした。

 金銭的問題で、高校進学を諦めて、バイトと就職し始めてからは多少改善したのかな?

 まぁ、対お客様だけですけどね。


 と言うか、よく分からないのですが、もしかして、この状況は、ボク、モテてます?


 『あんたが近くにいると私らの容姿のレベルが低く見られんのよねぇ』とか『男のくせに、女みたいでキモイ』とか『わたしの○○君に色目を使わないでよね』とか、いろいろ言われてたボクがですよ?

 ボクを男だと分かってる女の子は、文句を言う以外はボクには近付こうともしませんでした。

 男にとってはボクは畏怖の対象のようで、これまた、近付こうともしませんでした。

 ボクに寄ってきてたのは、ボクの事を女だと思っている男くらいで、空気投げと脅しで近付いてこなくなります。

 近付くとポルターガイストなどの悪霊の被害にあうと噂されてましたからね。


 だから、こうやって近くにいてくれる女の子がいると勘違いしそうです。


 朝から気の滅入る昔話は止めておきますか。

 もう、戻ることの出来ない世界の話ですしね。

 大事なのは現在です。

 そうです。

 現実の世界です。




 うっ。




 忘れてました。

 いえ、現実逃避してただけでした。


 冷静に天井の鏡を見ると気が滅入ります。

 本当にひどい有様です。


 ボクの秘書が頑張りすぎて、まあるい回転するベッドが大変な事になっています。

 ボクたちは・・・唾液まみれです。

 ヌルヌルカピカピテカテカの状況です。


【神の加護:キャスト時間:0秒】

【浄化魔法:範囲浄化:レベル7】


 身体はがっちり掴まれているので身動きとれませんが、魔法なら問題ないです。

 今の状況で出来る事をやっておきましょう。



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