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008.ざわつく教室
「おはよー」
翌朝、教室に入り、挨拶をする。
少し眠い。
まだ、眠気が抜けきっていない。
パルダリウムを初めて立ち上げた興奮で昨日はちゃんと眠れなかった。
ごめんなさい。
神の加護の課金したお金をどうしようかと悩んでてた。
繁殖した生体を売るとしても、少し時間がかかるし、そもそも、繁殖してくれるかが分かんない。
観光収入なんて見込めないしなぁ。
バイトをするのと食費を削るのは決定として・・・。
そう考えていると、クラスメートに声をかけられた。
「おはよう。フルッチ。そうそう、フルッチって、パルダリウム始めたの?」
昨日の今日でなぜ知っているんだろう?
「えっ? なんで?」
頭の中に『???』でいっぱいになった。
「やっぱりそうかぁ」
ガラガラガラガラ
「はい。はい。みんな、席に着いてぇ。出席を取るわよぉ~」
担任がぐるりと見回すだけの珍しくおざなりの出席をとった。
「欠席はいないわねぇ。では、少しの間、自習しててね」
ザワ・・・
ザワ・・・ザワ・・・
ザワ・・・・・・
先生の言葉に教室内がざわついた。




