072.エェクゥゥスゥゥゥゥカリバァァァァァァァァァァァァァァァァ
「全ターゲット、経験値が多少減るけど、死体の処分が面倒だから、ドロップ品モードで良いよな?」
こういう事に慣れているシンが仕切ってくれています。
戦闘相手を倒した時に入る経験値は、一番、高レベルの人に合わせた経験値ではなく、固定の経験値なので、レベル差があっても全然問題ないです。
通常経験値200が上限とかそんなイヤらしい縛りは無いです。
一人強いのがいて、雑魚をドンドン狩っていけば、同じパーティーメンバーはレベルが上がっていく寸法です。
ただ、今のシンのセリフに聞き慣れない単語が混ざっていました。
「私は良いよぉ」
「お任せします」
「任せるのじゃ」
「初めてなので、お任せしますです」
みんな、スルーです。
結構、重要なんですけど・・・。
「ちょ、ちょっと待って。確認したいです。ドロップ品は、聞く感じじゃランダム何ですよね?」
「ああ、そうだな。ドロップ品によって、ドロップ率が決まっているんだ。中にはレアドロップ品もあって高値で取り引きされている」
ポンポンとエクスカリバーを叩いている。
「ドロップ品モード以外は何があるんですか?」
「リアルモードだな。倒した後に、倒した敵の死体が残る。当然、死体を片づけない限り、死体はそのままで、時間が経てば、残った死体は腐敗していくので、パルダリウムの環境に色々と影響が出てくる。アンデッドだから、パルダリウムのオーナーに迷惑をかけないように、ドロップ品モードで狩りをするのがマナーなんだよ」
食材集めの場合、リアルモードだと、100%目的のアイテムが出る。
だから、わざわざドロップ品モードにする必要無いですよね?
ドロップ品モードでメリットがありそうなのは、このオーナメント上だと、キングボムビーくらいですか?
あれは、ドロップ品を狙った方が良さそうです。
「シン、死体はボクが何とかするんで、キングボムビー以外はリアルモードでよろしく」
「OK。了解」
巣から集める蜂蜜がドロップ品ならそっちの方が良いですからね。
「じゃあ、ライバルいねぇし、どんどん行くぜ」
シンがエクスカリバーをシャキーンと構えました。
「エェクゥゥスゥゥゥゥ」
構えたエクスカリバーを、極限まで後ろに引いています。
シンのHPがドンドン減っています。
その代わり、エクスカリバーの輝きが増しています。
HPを削って放つ溜め技です。
「カリバァァァァァァァァァァァァァァァァ」
怯えて身動きの取れなかったワイルドラビットにシンの放った技が決まりました。
オーバーキルです。
可哀想なくらいのオーバーキルです。
そして、ワイルドラビットがいたところには・・・化石です。
出来立てホヤホヤの化石です。
地面が化石化しています。
見事にワイルドラビットの化石が出来上がりました。
何それ?
反則級の強さです。
受けたくない技です。
まぁ、普通にしてたら喰らいませんですけどね。
「シン、死体が跡形も無いんだけど・・・」
【回復魔法:単体回復:レベル6】でHPを回復してあげます。
「ははは、お嬢、すまねぇ。エクスカリバーの固有スキルを使ってみたかったんだ。これで2時間は使えねぇ」
少しは、悪いと思っているようです。
まぁ、時間はまだまだたっぷりあります。




