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069.余計な事

「何言っているんだ。このこの小娘は? あるかないか分からない胸しやがって、叩っ斬られたいのか? ああん?」


 威嚇です。

 威嚇してます。

 こんなちっちゃ可愛い娘に威嚇してます。

 大人気なさすぎです。

 使い捨てのモブ役に近い三下のチンピラのように理不尽に威嚇してます。


「ヒィッ」


 ヴァーマナと言う娘が可哀想なくらいビビりまくっています。

 服装を見ると、別の意味で可哀想なんですが・・・。


 シンの口元が少し弛んでいます。

 あ、良からぬ事考えていそうです。

 悪乗りしそうです。



     カシャッ



 エクスカリバーに手をやりました。

 欲しかった新しい武器を手にして嬉しいのは分かりますけど、ここではやりすぎです。

 これ以上しでかす前に止めておかないといけません。


「うっ」


 ヴァーマナは、シンの行動に声を上げました。


「「「「「うっ?」」」」」


 みんなで、聞き返しました。


「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」


 泣き出しました。

 大声を出して泣き出しました。

 想像していたバラ色の人生設計が狂って、不幸のどん底に落ちていくのが分かった時のように泣き出しました。


 女の武器をこんなところで・・・って、そんな感じじゃないです。

 ただただ、シンに泣かされただけです。


「シン、何してんだよ」

「喧しいのじゃ、早く何とかするのじゃ」

「あわわわ」


「お嬢、すまねぇ」


 頭をかきながら、ボクに謝ってきました。

 シン、ボクに謝るんじゃなくて・・・いえ、そうじゃ無さそうです。


「お嬢ちゃん、ごめんね。ボクのツレが脅かしちゃったね」


 ハーフドワーフのヴァーマナをあやして欲しかったようです。

 こうして、1時間かけて、ヴァーマナを泣きやませる事になりました。


 と言うか、シンが、余計な事をしてくれました。

 後で、お仕置きです。


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