041.鑑定眼
「俺はナラシンハ。シンと呼んでくれ。そして、嬢ちゃんに勝負を申し込む。俺が勝ったら、嬢ちゃんは、俺の女だ」
シンと言うライオン顔の獣人は、ボクたちを指さしてそう言ってきた。
いや、そのセリフ、腕組みしてサバンナで言ってきて下さいよ。
カルキ戦の時と違って、【神の加護】がフルの状態です。
ぶっちゃけ、戦闘しても遅れを取らないと思いますが、念のため、強さを確認しますね。
【神の加護:鑑定眼】
名前:ナラシンハ
種族:獣人(白獅子)
レベル:050
HP:1114/1114 MP:0000/0000
STR:059
DEX:050
VIT:058
AGI:045
INT:034
MND:039
CHR:036
ダーククレイモア/レザーバンダナ/レザーベスト/レザーグローブ/レザートラウザ/レザーブーツ
レベル分布は、レベル15前後が一番多いと、そこの駄天使から聞いています。
だから、レベル50はかなり高いです。
通常の相手なら負けないレベルでしょう。
強気に出てるのは、この辺りが根拠っぽいです。
武器は良いのを装備してますが、装備は大したこと無いようです。
有り合わせ感が凄いです。
文化ランク毎に装備できる武器・装備が異なるので、通常いる文化ランクが違うのでしょう。
武器だけは、良いのを選んでおいて、この戦闘が終わったら装備は処分するつもりなんでしょう。
でも、言っている事が・・・。
論理が破綻してるのは、バトルマニアの女性相手が多かったからですかね?
「えーっと、嬢ちゃんと勝負でいいんですよね?」
と言う事なので、ボクには関係ない事です。
見た目がこんなんでも、ボクは男ですからね。
「どうぞ。どうぞ」
ボクは、駄天使フルフラット・・・えっと、クリスでしたっけ?
ポンッと、クリスの背中を押した。
指さされたのは、ボクたちですからね。
「えっ? えっ? えっ?」
いきなり振られて戸惑うクリス。
「クリス、応援するから、頑張って下さいね」
さらに戸惑うクリス。
テンパり具合がハンパないです。
シンも慌ててるようです。
「その嬢ちゃんじゃねぇ。あんただ。あんただよ。すっとぼけてんじゃねぇ」
「ボクですか? さっき言っていた条件に当てはまらないんですけど?」
男なんで嬢ちゃんじゃないですよ。




