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034.広がる世界

 世界が広がった。

 比喩的では無く、物理的に広がった。

 薄く見えていた境界線が消えた。

 正確にはある。

 360度に広がる海の遙か彼方に・・・。


 堕天使、いや、駄天使フルフラットが、パルダリウム拡張キットと言うのを使ったらしい。


 そう言えば、女神になるのは諦めたとか言ってたなぁ。

 駄女神なら、すぐにでもなれそう・・・いや、すでに駄女神?


 世界は、1,500m四方の空間が500,000m四方の空間になった。

 そう、500Km四方なんですよ!

 東京ドーム何個分ですか?

 カルキ風に言うと、いっぱいです。


 そして、ボクがこの空間を好きにして良いそうです。

 いえ、違います。


 この空間の住人を増やせと言う事です。

 増えるのなら好きにして良いそうですけどね。

 リアルマイ○クラフト、リアル○列車で行こう!、ザ・コ○ビニ、リアルポ○ュラス、リアルシム○ティですよ。


 個人的には、リアル鬼畜王ラ○スみたいなのが良かったんですけど、領土戦がNGになったので諦めました。


 って、本気にしないで下さい。

 冗談ですから・・・。


 ん?

 気配が現れました。

 ボクの後ろからそっと近付いて来ている。

 現状、この島にはボクとカルキだけ。

 そして、カルキには引き網漁をやって貰っている。

 【神の加護:インダス】の欠点を見つけたためだ。


 今はその事を置いておきます。


「娼館を作って、避妊せず、みんなでパコパコして貰えば、子供が出来て、人口も増える!? これって、ナイスアイディア!」


 心にも無い独り言を言ってみる。


「意味が良く分かんないけど、きっと、違うわよっ、えっ? わっ! イタッ!!」


 突っ込みを入れようとボクの頭を叩こうとした不届き者がいたので、軽~く、空気投げを・・・。

 不届き者は、側宙捻りからの背中着地を見事に極めてくれました。

 マジで痛そうです。

 人間なら死んでいたかも知れないです。


「い、痛いわね。なんすんのよ!」


 見た事があるようなないような・・・ボクが言うのもなんですか、可愛らしい女の子です。

 金色のポニーテール、青い目、褐色の肌、ボクとそっくりな顔、まるで、ボクの色違い・・・。

 だけど、ボクとは違う足の運び、そして、この気配、ボクが良く知っている駄天使だ。


「ボクは何もしてないですよ? どこか触りましたか? フルフラット」


 ボク似の女の子は両目を大きく開いた。

 なぜバレたって感じの表情です。



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